HAYASHI-NO-KO

北岳と甲斐駒ヶ岳

ベニジウム(ベニジューム)

2012-01-31 | 【独り言】

京都在住のpoutyurakaさんがお撮りになった画像を神奈川時代に拝見した。
やわらかな語りや、秀逸な画像が好きだった。
京都植物園もフィールドの一つだったから、私も似たような画像を撮った。
仕事多忙でブログで画像を拝見することは叶わなくなったが
たぶん今でも撮り続けていらっしゃることと思う。

何事もそうだけれど、続けることの大変さはその当人でないとわからない。
現役時代にストレス解消の一つだと思って撮り始めた花画像。
まさか今のように一日に何枚もブログに上げるなんて想像だにしなかった。
仕事で関わっていた方から、ブログサービスの紹介を頂いた当時は

「ネットでいろいろやるのは暇人の趣味だよ…、ネットワーク負荷の元凶になる…
信頼できない情報の垂れ流しに、誰が責任を持つのだ」
などと平気でそう言い放っていた。

それが今ではどうだろう。
インフラは驚くべき速さで整備され、「暇人の趣味」は「万人の趣味」の様相だ。
それでも、結果的には良からぬ情報の伝播、犯罪の一端を担うネットワークになっている。
幾つもの「ブログサービス」は、広告手数料収入を得ることで機能を増やし続けているから
使う側は、その中身に飽きれば別のサービスにいとも簡単に移ってゆくのが現状のようだから
当時懸念していた通りに、幾つもの実態のないURLが宇宙塵同様、夢遊状態。


結局は、自己表現の一つに過ぎないものだと理解すれば
敢えて忙しい身をそこにおいて時間を「浪費」することは不要だと感じるだろう。
幾つかの「コメント」へのレスポンスも、時には煩わしいストレスにもなっているはずだ。
バーチャルな世界で繋がっていることが、本当の意志の疎通になっているのかとも思う。
やはり、心置きなく話せる仲間内…、その道具としての活用が長続きの要素だとつくづく感じている。
その意味でも、このベニジウムを撮りながら、ふっと浮かんでくるpoutyurakaさんの画像は
同じ時期に同じ場所で写生した小学校時代の…と思うことができる「旧友の絵」のように感じたものだった。



 

 

 



 


ベニジウム(寒咲き蛇の目菊)キク科ベニジウム属Venidium fastuosu
(2012.01.30 貴崎町)
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ベニジウムの花 京都のベニジウム 



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