全体が黄色く見えるナワシロイチゴが植えられていた。
これはカラーリーフを楽しむ種類です…と説明された。
そういう種類もあるのだ。
園芸の世界には殆ど興味がないから調べもしない。
次々と登場するものなど追いかける気持ちも萎える。
それでなくとも、これは売り物なのか何処にも広がっている雑草なのかの区別さえ難しい。
売られていたものが野に捨てられて広がっているのも増えてきた。
これはまさか売られていたものではあるまい。
▲ ナワシロイチゴの開花、めしべが花弁の上に出ている。
この時点ではおしべの葯からは花粉は出ていない。▼
▲ 花弁は平開しない。むしろおしべを隠しているのでは…と思える姿。▼
▲ 花弁はあるのだけれど、虫を呼ぶ役割はないようだ。
むしろ大きく開いた萼片が虫を止まらせる役目を持つ。▼
▲ 真ん中辺りに見えるめしべの柱頭はしろ。取り囲むおしべの葯から花粉が出ている。
この頃には、平開しない薄紅色の花弁は脱落している。▼
▲ おしべが花粉を供出し終えて萎れている。▼
▲ 花弁は平開しないが、代わりに平開している萼片。花床が膨らみ始めると一旦閉じ気味になる。▼
ナワシロイチゴ(苗代苺)バラ科キイチゴ属 Rubus parvifolius
(2020.05.25 林崎町)
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咲いていた花 ルブス・サンシャインスプレーダー(黄金葉苗代苺) 去年の果実
ナワシロイチゴ(苗代苺)
ナワシロイチゴって面白いですね。
花弁は開かなくても代わりに萼片が頑張っているのですね。
終わる頃にはチューリップのような形ですね。
これはちょっと見当たりませんでした。
何かとても楽しいお花ですね。
萼片の頑張りにエールを贈りたいです。
おしべ、めしべ、花弁、萼片。
全部の花にこの要素が全て揃っているとは限らないのでしょうが、
萼片は花弁やおしべ、めしべを支えている大事な要素だと思います。
蕾の頃には他の要素を包んでいるし、果実の頃にはしっかりと育つまで守っている。
そう見ていると、やはり「花」にとっては大事な要素ですね。
「台」と書いて「うてな」と読むことはご存じだと思いますが、
やはり下支えしているものを指している言葉ですし
かなで「うてな」と打って漢字変換すると「台」の他に「萼」と言う文字も出て来ます。
萼片のこと…今まで何気に通って来ていました。
大事な要素があるのですね。
🌼「台」と書いて「うてな」🌼
🌺「うてな」と打って漢字変換すると「台」の他に「萼」🌺
下支えしているもの…大切さが良くわかりました。
知らないことばかりですが
少し考えれば見えてくることがありますね。
いつも大事なこと…教えていただきましたありがとうございます。
そんなはずは無いわけで、人は人、植物は植物、動物は動物。
想像したり推測したり出来る不遜な人間が勝手に自分の考えを当て嵌めているだけ。
それでも花の構造の妙?は、想像ですがたいしたものだと思います。
ただ何年もの間同じ事を繰り返しているだけなのに、萼は花弁を守っているように見えますし、出来上がった果実をも守って最後まで残っていますね。