樹齢を重ねた樹木が切り倒されて見通しをよくするような暴挙が
石垣の周囲全てに拡大してしまった公園に、今度はかなりの「密」を演出してのイベント。
検温・消毒まで戸外で実施しているのはかわいい?のだろうが
入場制限など無視して張り巡らされたロープ潜って会場に入る人たち。
大音響設備がセットされた場所ではいつもと変わらないショウビジネス。
歩きながら食するのもいつもと変わらない。
一年経って人は押さえつけられてきたことに反発しているのだろうか。
そんな印象を持ったのだけれど、人が集まる場所以外はやはりいつも通り。
▲ 花筒の先端部分は開花直後は白いけれど、すぐに黄変する。▼
▲ 花筒の下部は少し膨れている。括れの下の膨らみが子房部分。▼
▲ トウグミの葉表にはしばらくの間、星状毛がみえるのでナツグミとの明確な区別点になる。▲
(2021.03.30 西新町)
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トウグミ(唐茱萸) グミ科グミ属 Elaeagnus multiflora var. hortensis
ナツグミ(夏茱萸) Elaeagnus multiflora(=Elaeagnus multiflora var. oribiculata)
トウグミは学名ではナツグミの変種、花柄、萼筒も長く果実が大きいのだが
両者が並んでいなければ比較は難しく、やはり葉表の「星状毛」が決め手だと思っている。
(2021.03.31 西新町)
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▲ ナツグミの葉表には、鱗状毛が見える。▲
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▲ ナワシログミ ナツグミ、トウグミが花を咲かせる頃にはこちらは果実をつけている。
葉表の鱗状毛は、ナツグミほどには明瞭では無い。花筒・花柄ともに短い。▲
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トウグミの花 ナツグミ(夏茱萸) ナツグミ→トウグミ ナツグミの冬芽
アリマグミ(有馬茱萸) ナワシログミ(苗代茱萸) トウグミ(唐茱萸)
だから花が咲く頃、葉が広がり始めた頃に確認出来れば
ナツグミなのか、その変種のトウグミなのかは区別が可能だと思いますね。
葉表の毛は、葉裏と違って葉が光合成を始めると不要なものだから落ちるのでしょう。
グミって難しいです。
「トウグミが星状毛」
「ナツグミが鱗状毛」
あれこれ悩んだのですが葉を撮ることをしませんでした。
反省です...(´ヘ`;)
花筒の先端部分は開花直後は白くてすぐに黄変するのですね。
葉をもう一度よく見てみたいです。
色々とありがとうございました。