空き地にカワラナデシコが咲き始めた
元は民家があった場所だから植えられていたものだろう
やはりこの花は、野に置いてこそ…と今でも思う
高校時代の暑い暑い夏に、同窓とため池巡りをした折に見つけた薄紅色
今はすっかり再開発されて昔日の面影はどこにもなくなった場所
山陽新幹線工事で周辺のため池は殆ど埋め立てられたし
大久保駅の南側を占めていた神戸製鋼所も幾つかの事業部門を残して周辺は都市化され
広い道路がその中を東西に貫通してしまっている
一緒にそこを訪れた同窓も数年前に他界した
何もかもが昔日の夏の夢…
(2012.05.24 林)
(2012.06.07 貴崎町)
(2012.06.17 林)
(2012.06.26 須磨離宮公園)
(2012.07.04 林)
(2012.07.17 明石公園)
(2012.08.22 林崎町)
カワラナデシコ(河原撫子) ナデシコ科ナデシコ属 Dianthus superbus var. longicalycinus
☆
「秋の七草」に詠まれているナデシコは、たぶんカワラナデシコ
野辺に普通に咲いている花だったから
秋に愛でる花だった…だろう
時代は違っているし、暦だって変わっている
この花がそうだ、とか、いや園芸種だから違う、とかは無粋だろう
何でもありの現代だし、どれが本物かも見分けられなくなっている
フジバカマもキキョウも、当時とは時代も移り環境も変わっている
それ以上に愛でる人たちの感性も変わっている
(2012.09.21 須磨離宮公園)
(2012.10.26 須磨離宮公園)
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須磨・明石のカワラナデシコ 社町のカワラナデシコ
カワラナデシコの素敵な思い出・・・
素敵なお友達・・・
遠い昔にもすぐにかえれますね。
羨ましく見させていただきました。
いつも綺麗な画像とともに素敵なお話をありがとうございます。
時代と言う唄がありましたが、歌詞の通りではなくて、そんな時代もありました…と
私の記憶に残っている何人かとは、今も交流があるので話せます。
ボタニカルの小西との接点はこのカワラナデシコだったので
一度だけ話したこともありましたが、覚えてないなぁ~です。
今年の秋にも、須磨離宮公園で「ボタニカルアート・薔薇展」が
予定されているので何度か会えそうです。
マドンナは高校時代には一度きりしか話したことのない人ですが
時折同窓と一緒に展覧会に出掛けて大騒ぎが出来ます。
マーガレットのイメージ…だと話したことがありましたが
そんなの偏見やわぁ~と一蹴されました。
やはり若き時代のエピソードたちは、淡い片思いのままに
全て時代と共に昇華され手行くべきものなのでしょうね。