カラクサナズナとマメカミツレは似ている。
似ているけれどマメカミツレはかなり早く蕾を付ける。
カラクサナズナは少し育つと異臭がする。
尤も、誰もこんな雑草など撮ることはないだろうから、臭いも感じないだろう。
マメカミツレの周囲を覆ってしまっている。
オオイヌノフグリ、マメカミツレを取り込んでいるように見える。
しかしいずれは両者に覆い被されることになる。
(2015.12.07 貴崎町・松江)
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トップの画像、これは明らかにカラクサナズナ。
道路沿いの空き地でも広がりはじめている。
ロゼット状態が殆どだけれど、既に果実の出来ている株が一つ。
オオイヌノフグリ、ホトケノザの芽生えよりも広がりは早い。
蕾ではなく既に花が終わって幾つかの果実が出来ている図、先端部にはまだ花が残っている。
花柄は殆どないけれど、果柄は伸びて全体が房状になる。
果実の中央凹んだ辺りには柱頭が残っている。花が咲くから実が出来る…
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少し変わった広がり方だけれど、ここではカラクサナズナ。
同じ場所にマメカミツレも出て来る。
画像中央上がマメカミツレ、右隣と右上、中央下がカラクサナズナ
右にチチコグサモドキ、コマツヨイグサも見える。
マメカミツレとカラクサナズナが揃っている場所は幾らもある。
カラクサナズナ(唐草薺) アブラナ科マメグンバイナズナ(カラクサナズナ)属
Lepidium didymum (=Coronopus didymus)
(2015.12.05 硯町・北王子町)
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【再掲】カラクサナズナの花
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今年のカラクサナズナ
しゃがみ込まないと撮れないし、そこまでしないとタダの草だし。
大きなものも小さなものも、それぞれの工夫をしながら生きているのでしょうから、好き嫌いで区別されたとしても意に関せず…でしょうか。
暇な時にじっくりと見ていると、オオイヌノフグリでも充分に時間潰しが出来ますね。
時間があれば、自分の好きなことを…と、やはり身近なものを見ている方が気楽です。
春先になって広がり過ぎると、嫌になるほどの臭気が辺りに漂いますが、やはり少ししゃがまないとわかりません。
土のある場所ではごくごく普通の雑草ですから、見たことが無い…と言うのでは無く、見ていても気がつかないだけのことでしょうね。
花の仕組みが分かるようになっていて助かります!
自分で調べたものも一応見てはみたのですがなんとなく分かりにくくてどうなのかと思っていたところです。
次のときに刈られずに残っていたら花も撮れそうなのでよく見てみたいです。
角のようなものがありますね
花が撮れたら参考にできます!
花もころころ 果実もころころでなんとも愛嬌もの!
こちらの空き地も瞬く間に広がりがすごいことになりそうですね
差別・区別する事で少しは植物に対しての見方も変わるのでしょう。
繁殖力旺盛なもの、きれいな花が咲かないものだけを雑草、それ以外を野草と区別するそうです。
どうも好き嫌いだけで言い換えているような気がします。
マメカミツレとカラクサナズナ、嫌いな雑草だから名前をご存じない方も多いですね。
広がりはじめるとかなりの異臭、それも嫌われる大きな理由だと思います。
昨日はこのカラクサナズナがびっしり!という場面に出会えってきました。
ところが名前が出てこなくて・・・
こちらを見ていれば名前は分かるから!
思い通りになったので苦笑いしています
マメカミツレと隣り合わせでというのも両方一度に見られて都合がいいですね
繁殖力は相当ありそう
昨日はロゼットなどではなく成長しきった風に見えたので驚きました。
そちらでも広がり始めたら一気にということでしょうか・・・