二年前の大船。
懐かしい場所で懐かしい人と落ち合った。
そういう場所が少しずつ遠くなっている。
明石川でも森林植物園でも見なくなったけれど
どこかで細々とでもタコノアシは生きているだろう。
秋にここに来れば「茹で上がった蛸の足」が見られそうだ。
▲ 長く伸びた花序枝は外向きに巻いている。
下方から開花しながら伸びていく様子はキュウリグサなどを連想させる。
▲ 最も色づいていた株。隣は満開の株。
▲ 何株かは茎や葉が色づき始めている。
▲ 色づいてきた葉や茎、そろそろ果実。
▲ 花らしい姿はしていない。
▲ 花には花弁は無い。萼片は5、おしべ10、めしべ5(~7)、基部で合着している。
▲ ほとんどのおしべは花粉を出し終え、めしべは受粉し先端が茶色くなっている。
右側にまだ新しい花が控えている。
☆
▲ 果実の出来はじめ、めしべは基部で合着しているので5個の果実。
周囲におしべの花糸が色づいて残っている。
タコノアシ(蛸の足) ユキノシタ科タコノアシ属 Penthorum chinense
一度、ベンケイソウ科に分類され、タコノアシ科として独立させる考えが広がったけれど
APG体系ではユキノシタ科に含まれている。
(2017.08.21 京都)
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二年前の大船 河川敷のタコノアシ 森林植物園のタコノアシ
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