何年か経って…

間違いなく何年も経っている。
それでも関口さんも一緒に太田さんちでお昼をご一緒するより
大船で…と、自転車を借りて走った大船フラワーセンターへ。
通った道は間違いなく昔と同じ近道だった。
線路沿いの田んぼでは、ヒガンバナが終わっていたけれど
収穫前の稲が頭を垂れていたし、周囲はすっかり草刈りが終わっていた。
ところが何と懐かしい、ケツユクサは点々と咲いていたしホウキギクも側溝に沿って残っていた。
田んぼの東端には当時のままに（？）ハコベホオズキが広がっていた。
何も変わっていない…とは言えないけれど、雑草類はそのままだ。


三倍くらいに広がっていたハコベホオズキ。
この程度の広がりが延々と続いている。

ちょっと無謀？？

幾つもの風鈴に穴が空いているのは蜂の仕業だろうか。

これも広がり過ぎいているけれど、邪魔にはならないのだろう。



ここでこの花を撮った当時は「ホウライツユクサ」とご教示頂いた。
ネット画像とは違っていたからかなり熱心に？調べたものだった。
☆
地下道を抜けて武田薬品研究所前に出る。
ここも製薬工場移転後、武田が研究施設として継続して使っている。
マンション群の脇道から大船高校の横を通り、フラワーセンター西側に出る。
その近道も何度となく通ったし、車道にでると植物園脇の走りにくい歩道。
自転車置き場もそのままだ。
高齢者割引きで入園料は１００円になっていたけれど
何故か私はむかしのように、無料？で入った。

「今、着きました」『薔薇園にいます』
薔薇園までの道も迷うことはない。
休憩所からハム次郎さんが手を振って下さる。
ロシナンテさんはどこかで煙草でも吸っていたのだろうか。
間違いなく何年か経っているのだろうけれど
先週、鎌倉・長谷の光則寺で会ったような、奇妙な感覚だった。
お手製のおにぎりを頂きながら、積もる話よりも身近な話が続いていた。
あいにくの曇天だけれど、取り敢えずぶらりとカメラ持って歩いた。
今日は膝の抜けたズボンじゃなかったから、小さな雑草類はパスだったけれど
ヤブマメが咲いていたし、思いがけず石楠花に絡みついていたトキリマメも撮った。
来週も…と思ったけれど、夕方には小田原から新幹線で明石に戻らないといけない。
だからいずれまたと、植物園の北東角の交差点で別れた。


アズマヤマアザミ　展示室の横、ハム次郎さんが教えてくれた。

「オッ、玉が…」と、ロシナンテさんと二人で笑ったのは木場だった。

カリガネソウ　アザミの傍に咲いている。

子福桜　灰色の空が入って撮りにくい…と、ハム次郎さん。

シモバシラ　コブシの下にありましたネェと私。

センニンソウ　ロックガーデン上部を完全に占拠状態…築山の下で広がり始めていたのは１０年も前。





タコノアシ　懐かしい瀬上が出て来た。

トキリマメ　築山を必ず覗きますよ…とロシナンテさん。築山の裾、石楠花に絡みついて増えていた。

これはまだ緑だけれど、幾つかは色づき始めていた。
これは楽しみがまた一つ増えましたよ…と、喜色満面のロシナンテさん。
１０年も前のトキリマメを思い出していた。

ミズカンナの果実　ハム次郎さんは座り込んでオオイヌタデの花を撮っている。

実が落ちた痕がおもしろいんですよねぇ…と、ロシナンテさんと並んで撮っている。

森の小道にはいつもながらの静かな雰囲気が残っている。
日陰だけれどヤブマメもしっかりと残っている。

（2015.09.27　藤沢・大船）
ハム次郎さんのハコベホオズキ
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懐かしい場所