稲刈りが終わると、急に秋の深まりを感じる
緑と黄色の田んぼが、茶色に変わってしまうからだ
そうすると今度は、緑と黄色のセイタカアワダチソウ
嫌われ者だったけれど、今では少しだけ懐かしい景色になっている
少し寂しくなった田んぼのあちこちで、ハキダメギクが広がっている
田んぼの周りに咲いていたヒロハホウキギクは殆ど綿毛状態
コセンダングサも、早々とひっつき虫になって、散歩途中の犬たちを待っている
秋の野辺は、小さな菊の花盛り
(2008.10.10 明石市内各所)
【200810 明石周辺】 を追加しました。
【200809 京都】 に27日分を追加しました。
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セイタカアワダチソウ、20年程前つくばに住んでいた時、
いたる所に咲いていて花粉症の家族達は困っていましたが、
東京に戻ってからはあまり見ることもなくなりました。
ところがつい数日前、いつも通る道の斜面の上に
2、3本見つけ、久しぶりに遠目に黄色の花を
見上げ綺麗だなと思えました。
嫌われ者の雑草の花を何故か最近は違った目で
見るようになりました。
この花が一時期、花粉症の元凶のように喧伝されていたことは
今では殆ど否定的になっているようで、嫌疑回復だと言う方も
増えているようです。
それでも圧倒的な咲き方を見ていると、まだまだ根強く
花粉症の元凶を信じて疑わない気持もわかります。
アキノキリンソウを追い出してしまった悪い奴…と
私は思っています。
それでも、最近は新手のオオアワダチソウに負けてしまって
かなり影は薄くなっているようで、その意味では、
懐かしい花の部類になっています。
花粉症の原因は、ほとんどが風媒花。
シラカバの花粉も、牧草のカモガヤ(オーチャード・グラス)を
はじめ、イネ科の植物も、ヨモギ、ブタクサなどキク科の植物も
アレルギー体質の方には大敵ですね。
花粉が小さく風に運ばれる為に、花が咲き始める頃は
やはり大変なことだと思います。
帰化植物の旺盛な繫殖力は、殆ど全てが環境変化の
産物のような気がしますから、雑草として取り扱うのは当然ですが
時には素直に植物の一つの生態として見ておきたいですね。