幾つかの植物の不思議の中に、この異形葉の話が出てくるから
探そうとするのだけれど案外見つからない。
葉も生長すると普通に戻る?からなのだと聞く。
そうなのだろうか、確かにヒイラギやアメリカヒイラギなどは、
幼木と古木では違った葉が現出しているのはよく見る。
ところが、クワやカクレミノは同じ木に混じっているし
ノブドウなどはキレハノブドウの名で別個体として現出している。
とすれば、何時探せば良いのだろうか、の疑問も出てくる。
今日は、カクレミノの冬芽・葉痕を探していて見つけた。
ついでに見つけたようなもので、そんな程度のものだと思う。
花を撮る人にとっては葉は関心の外にある。
▲ 主葉脈は確かに3本だけれど、2本にしか分かれていない葉もある。▼
▲ 普通の葉、先端で3裂した葉が混じる。▼
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カクレミノ(隠蓑) ウコギ科カクレミノ属 Dendropanax trifidus(=Textoria trifida)
(2018.01.27 松江公園)
異形葉(不等葉)については、他にもダンコウバイやオヒョウニレが知られている。
クサギでは、異なるサイズの葉が十字対生しているし、ツタでも単葉と複葉が存在したりする。
また、イチョウでは長枝の葉は切れ込みが比較的深く、短枝では浅いが、これも異形葉と呼ばれる。
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▲ 隠蓑の異形葉 カクレミノの花
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冬芽・葉痕 果実 カクレミノ