(2019.04.04 上が池公園)
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緋色ではないボケ。
諫早二日目、散歩の時に見つけたボケはツーちゃんが好きだと言ったこの朱色。
(2019.03.29 須磨離宮公園)
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幾つかの場所でボケが植えられている。
西公園の中にも何カ所か植えられている。
同じ株で幾つかの花色。
いろいろ混じっているから「呆けて咲いとる」などと関西弁が出てくる。
ボケ(木瓜) バラ科ボケ属 Chaenomeles speciosa(= Chaenomeles lagenaria)
カンボケ(寒木瓜) Chaenomeles speciosa 'Kanboke'(= Chaenomeles lagenaria 'Kanboke')
(2019.03.25 大道町・明石西公園)
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諫早の春
勝手口から裏庭を抜けると、刑務所の赤煉瓦塀に突き当たる。
土は黒々としているし、空は少しぼんやりとしているけれど日差しは柔らかな諌早の午後。
昨日の雨に洗われて、樹々の緑も春の花達の彩りも鮮やかだった。
僕よりも背が高かったツーちゃんは塀に沿った盛り土の上に飛び乗ったり溝を跳び越したり
彼女はもう何年もそこに居る人の様に、少し緩やかに下っている野の道を鮮やかに駈けていった。
僕は少し遅れて、のんびりとはっきりと自分の記憶にこの春爛漫の諌早と彼女の明るい姿を切り取りながら後を追った。
途中で何度か道は二つに分かれる。
『右? 左? どっちでもいいんよ!』そう言って右に折れた。
所々に残っている水溜りは朝の光を写して白い。
連翹が、雪柳が、椿の花や彼女の好きな木瓜の花が両側に咲きこぼれていた。
緩やかな下り坂。
田のあちこちに残る菜の花の黄色も明るかったが
伸び伸び咲く花達や芽吹きの頃の樹々はのどかな田園風景を一層のどかにしてくれた。
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今年のボケ カンボケ(寒木瓜) 小石川のボケとクサボケ
朱色の木瓜…美しいですよね。
いよいよお花がたくさん咲きだして
賑やかになりました。
いくつかの思い出や懐かしさが蘇って素敵なことですね。
羨ましくも思います。
お花を通して大切な想いが伝わってきました。・:*:・(*´ー`*人)。・:*:・
何度も言われたことがあります。
それでも残っているものを何処かで話した折に、そうだったよねぇ~と言うことがあります。
だから残されているものだけは、例え自分に都合の良い部分だけだとしても
共有出来るものも残っているのだと思いますね。
花に繋がるもの、と言うよりも、花が咲いていたことを覚えているのだと思います。
何かを介して覚えているものは、少しでも残っていたらそれで良いのだと。