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台湾HTC、米ダッシュワイヤを買収 スマートフォン向けクラウドサービスを拡充

2011-08-10 |  その他



 台湾のスマートフォン大手、HTC(宏達国際電子)はこのほど、スマートフォン向けクラウドサービス拡充に向けて米ダッシュワイヤを買収すると発表した。

 買収額は非公開だが、米ウォールストリート・ジャーナル電子版は1850万ドルと報じている。


●クラウドサービス強化

 クラウドサーピスは、音楽や文書、写真などのコンテンツを大規模サーバーに保存し、ネットを経由して様々な端末で手軽に利用できるようにするもの。

 米アップルも6月に「iCloud(アイクラウド)」を発表。クラウドサービスの本格展開に意欲を示している。

 HTCが買収するダッシュワイヤは、米マイクロソフトのモバイル部門製品マネジャーを務めたフォード・ダビッドソン氏が06年に設立した新興企業でシアトルに本拠を置く。

 モバイルおよびWebアプリケーションを展開するためのプラットフォーム「ダッシュワークス」を、携帯電話事業者や端末メーカー、小売業者などに提供。

 これにより、端末ユーザーは自身のスマートフォンを簡単にセットアップ、個人化し、様々なモバイル・コンテンツにスムーズに接続できるようになるという。

 HTCのエンジニアリング・オペレーション担当、フレッド・リウ社長は「クラウドサービスは、当社の顧客に接続されたサービスを確実に提供するための鍵となる。ダッシュワイヤの最先端の同期サービスとモバイル・クラウドに関する深い経験を活用することで、我々はよりパワフルな方法でクラウドサービスを提供できる」と期待を表した。

 HTCはダッシュワイヤ買収を通じて、昨年サービス提供を開始した自社のクラウドサービス「HTCセンス・ドットコム」強化を図る。




【記事引用】 「電波新聞/2011年8月10日(水)/2面」


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