通信関連の米調査会社ピラミッドリサーチによると、インドネシアの携帯電話市場は、2014年までに中国、インドに続く世界第3位の急成長市場となる見通し。
インドネシアの携帯電話加入件数は、09年9月末で1億4880万件。
●大きな成長機会
インドネシアの通信サービス市場は、売上高でアジア太平洋地域第7位。
しかし、09年末の携帯電話普及率は世界平均を下回り、プロードパンド普及は1%に満たず、有料TVは家庭の2%にしか普及していない。
ここに大きな成長機会があるとみる同社は、09-14年の5年問にインドネシアの通信サービス市場は年平均成長率12.4%で拡大、14年には162億ドルに達すると予想する。
市場拡大額は72億ドルで、このうち52億ドルが携帯電話市場。携帯電話市場成長率は11.4%、固定電話市場は13.6%で拡大すると予想する。
携帯電話事業者間の競争激化により、14年までにサービス価格が低下、携帯電話普及率が飛躍的に高まる見込み。加入者の純増は今後5年間に8400万件に達し、インド、中国に次ぐ勢いになるという。
【記事引用】 「電波新聞/2010年5月5日(水)/2面」