中国の通信機器大手ＺＴＥ（中興通訊）が、スマートフォンの新フラグシップモデル「Ｓｋａｔｅ（スケート）」の世界販売を本格化させている。
今月半ばのブラジルとスペインでの発売に続いて、先週末には香港でリリース。年内に、欧米のほか中国を含むアジア地域で展開し、世界市場におけるＺＴＥブランド浸透を図る。
●欧米、東南アジアに投入
スケートは、２月にスペイン・バルセロナで開催されたモバイル関連の展示会「モバイル・ワールド・コングレス」でＺＴＥが発表した新製品。
４．３インチ大型ディスプレイ（解像度８００ｘ４８０）が特徴的なアンドロイド２．３搭載端末で、厚さ１１．３５ｍｍ、重さ１４８ｇ。
ＺＴＥは今月半ば、ブラジルでは現地キャリアのＶｉＶＯを通じて、スペインではテレフォニカを通じて販売を開始。今後は、英国やフランスを含む欧州、マレーシアやインドネシア、中国などのアジア諸国、北米市場に投入の予定。
米ＩＤＣによると、ＺＴＥの１１年第２四半期（４－６月）の携帯電話出荷数は１６６０万台で、世界第５位。
スマートフォンは上半期だけで５００万台を販売、前年同期比４００％増という急成長を見せた。スケートは、過去１年間のフラグシップモデル「Ｂｌａｄｅ（ブレード）」に続く製品となる。
【記事引用】 「電波新聞／２０１１年９月２８日（水）／２面」
