圭子の音楽室

圭子の音楽レッスン日記&出来事

手と脳

2009-09-07 11:16:34 | 私の好きなこと・気になること
手は第二の脳と言われてるけど・・ホントにそうだな~と思う

図書館で借りた「手の五00万年史」・・という本

著者はアメリカの精神科医の方なので日本語訳を通じて本当の言いたいことを読み取るのはちょっと難しかったけど・・

面白い記述がたくさんあった

手の働きについてはあまりにも当たり前すぎて日常生活の中で気にすることってほとんどないと思う

楽器演奏をする私達にとって両手がきかないと仕事が出来ない

でも・・手にとって危険なこともしないと生活も出来ないから細心の注意をして動くようにはしてる

この本の中でも親指の特殊性について語られていた

人間と猿の親指のつき方の違いは2足歩行か4足歩行かって違いと関係があると思ってたけど・・やはりそうだった

肩から腕・手のひら・指の構造について医学的な写真付き記述が続いて・・・こんなにたくさんの筋肉に支えられてるからこんなに複雑な動きが出来るんだな~と感動

そして脳の発達に驚くほどリンクしてる

こんなことを考えたのには理由がある

この夏久しぶりに会った寝たきりになった96歳のおばあちゃん

べッドの横に座り手をさすってあげた

もうホントに指先の骨の形までわかる位に脂肪もなく血管が浮き出て皮だけみたいになった手

握力はまだあったけど指先の細かな動きなんてもう出来そうにない

話すことも普通だったり変だったり・・もうろうとしてる

脳もこの手のような状態なんだろうと思った

普段・・レッスンで、もみじのような可愛い小さな手から小学生・・中学生・・といろんな年代の手を見ている私にとって・・人の手の歴史を見るようでもあったのです

目は口ほどにものを言うとあるけれど・・手にもいろんな表情があって語りかけて来るように思う

普段気にも留めないことの多い「手」・・

や大きくなった我が子達・両親・友人・・見慣れた人達のたくさんの手・・あらためて思うとその人達の事がとても大切で愛おしく思えてくる不思議

自分の手もそうだけどたくさんの人の手によって助けられてることって一杯あると思う

脳や心と完全にリンクしてるすごい手を与えられた私達は間違った使い方をしないようにしないといけないと思う



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