圭子の音楽室

圭子の音楽レッスン日記&出来事

初めての音楽会

2006-12-23 01:42:26 | 沖縄回想録
学校というところは年間の行事が山ほどある一つ終われば又次・・・と音楽の授業以外でもいろんなことに関わらなければならない。まだこの時はクラス担任は持たされていなかったので、他の先生方よりは時間があったかも知れない。音楽会となれば音楽専任教師の腕の見せ所だ!私は、かなり張り切った。出し物もみんなで同じパートをただ歌ったり、簡単な合奏しか発表した事がなかった子供達だったけれど、春先からいろんな名曲をアレンジしていろんな楽器で演奏する事に興味を持ちスゴイ上達振りを見せた子供達だったので、さらにレベルアップさせた。小学1・2年生は「大きなかぶ」のオペレッタ3・4年生は「魔法の鈴」5・6年生は「トルコ行進曲」の合奏。小学生全員で2部合唱・・・。最初はもう一つのパートにつられてしまいどこを歌ってるのかわからなくなっていたけど、同じパートをピアノに弾いてもらいながらしか歌えなかったのに比べたらスゴイ進歩だった。子供達はやれば何でも出来るようになるのだと言う事が証明された気がした。中学生は1~3年まで一緒に「アイネ・クライネ・ナハト・ムジーク」を全楽章を短くした形で合奏させた。全員での合唱は、子供達からのリクエストで当時ブレイクしていた「青春の影」という歌を3部にアレンジしパッヘルベルのカノンに終わりの部分を合流させしめくくった。合奏のパート譜やピアノの伴奏譜を作るのに苦労したけれど、本当にこの島の子供達と私のオリジナルの音楽となり大成功だった。保護者やおじ~やおば~と言われる方の中には感動して涙して聴いて下さった方もいて、その姿に又演奏した子供達も得意気であり感動していて、音楽教師としての自信のようなものが少し湧いた瞬間でした最後に私もピアノとヴァイオリンで1曲ずつ演奏し、そして、職員・子供達全員で、やはり当時ブレイクした「島歌」を演奏して最後を飾った。歌の苦手な先生は打楽器をやってもらったり、最初照れくさそうにしていた先生方も子供の頃に戻ったような表情で歌ったり楽器を演奏されたりしていて、何か小さな島でみんながあったか~な気持ちになれた瞬間でした。本当にいい思い出です続く・・


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