圭子の音楽室

圭子の音楽レッスン日記&出来事

11日の日記

2011-05-11 22:19:38 | 日記
震災から2か月目の今日・・・たくさんの人の悲しみの涙が雨となりました

子供達は今日から中間試験ということで給食なしで帰ってくるのでお昼の準備等など・・・レッスン時間ぎりぎりまで家で過ごしました

が昨日から血圧が高いのか具合悪くて休んでましたが、私はかまわず隣の部屋で練習

子供達にお昼を食べさせ3時ちょい前に移動

ずっと雨だったにもかかわらずお休みもなく皆元気にやってきました

練習が沈滞して心配してた子達が見違えるようによくさらってきていて超感動でした

叱らず待っててよかったと

Mちゃんが「アタシが全然弾けるように練習してこないから先生ガッカリした感じで元気なくなってたから頑張ったんだ」・・・と

そうか・・・あまりに練習してこない子の前ではちょっとテンション落としてみるかそしたら頑張るかも

1年生になったTちゃんはずいぶんお兄さんらしくなり聞き分けがよくなったけどママには相変わらずらしい

「となりのトトロ」も弾きたいと相談してきたので「メロディ弾ける」・・・と聞くと「うん弾けるよ」・・・とCーdurでスラスラ弾いた

そしたら左手伴奏を何か考えてあげるねってことで決定

今日は特に充実のレッスンが出来て気分いいです





ピアノのスケール練習

2011-05-11 01:14:54 | 圭子の音楽室
バーナム教本をおもに使用してますが、2オクターブに入ると必ず指余り・・指足らず・・が続出

調性も一番スタンダードな指使いになるものからしか登場しないんだけど

1で始まるものの5で終わらない

ハ長調が出来ないことには同じ指使いの他の調へも進めない

このスタンダードな指使いに慣れたら#系は長調も短調もほぼこれでいけるんだけどな

フラット系になると変わり種指使いがいろいろあるのでさらに混乱するだろう

片手ずつ何度やってもなかなか出来ない子・・・いきなり両手でも出来る子・・・生徒を見てると面白い共通点があります

算数の図形の得意な子・好きな子は理解が早いのです

左右の指使いのパターンを理解して、同時進行した時のターニングポイント地点を自分なりの解釈で把握してる

指番号は親指から外側に向かって1~5になってることは一番最初に覚える事だけど・・・中にはまずここで疑問に思う子もいます

左側から順番に1~5の方がわかりやすいのにって思うらしい

左から同じ2番目なのに4番と2番になる事に混乱するらしいのです

対称であるという理解が難しいのかも知れません

小さい子に教室の大きな鏡に片手親指側を横向きにくっつけて「ほら鏡の向こうにもう一つ手が出来たよ親指を同じドから出発して本物の手をドレミファソって弾いたら鏡の中の手はなんて弾くかな」・・・と質問すると

ピアノのとこにすっ飛んで行って同じように鏡の中の手を左手に置き換えて弾いてみて「ドシラソファだ」って元気に答えます

ピアノで弾く動きは仲良く同じ方向に動くか逆方向にバイバイするか内側にこんにちわ~と寄る動きの組み合わせだからスケールだって決められたパターンを理解すれば何でもないこと

でも・・・真面目な子ほど考え過ぎてドツボにはまりピアノ自体が嫌いになってはつまんないのでそこは様子見ながらいろんな話も添えながら進めていきます

完全に慣れてスラスラ弾けるようになるといい気分で何オクターブでも弾いてます

カデンツも出来るようになればカデンツ部分はペダル入れてもう先生気分で他のもやろうよって位しつこく弾くのでさらに上手くなります

ハ長調とイ短調だけでもこのレベルにまですれば後は自分で泳ごうとします

生徒によって必要な教材をレベルに合わせて使ってますが私の中には常にバルトークのミクロコスモスの教えを参考にしていますこの教本はピアノ教本の聖書的存在だと私は思うのだけど、他の教材と混ぜて上手く目的を取り入れないと中々子供は興味を持ってくれません

まずは子供に興味を持たせてくっついてこさせることが出来ないと何も始まらないのです

ノーサンキューされがちなピーマンやニンジンをいろいろ味形を変えて食べさせるのと同じです

知らないうちにピーマン・人参とわかっていてもそのものがドドーンときても食べれるようになってきた生徒達なのです


10日の日記

2011-05-11 00:58:51 | 日記
今日は何だか蒸し暑かったです

でも・・私の稽古場は夏は涼しく冬は暖かく・・・・と快適空間です

なので午後はずっと稽古場でさらったりいろいろ雑務してました

ハンガリー舞曲を弾くAちゃんはこのところ調子がのらず思考力停止状態だったので今日はどうだろうと気になっていましたが

やっと魂が戻りました

すごく練習したようで上手になってました

やれば出来る子なんですでも・・5月入っても状態変わらなければこの曲は無理かと心配してました

よかった

たくさんたくさん褒めました

このままおさらい会の当日までモチベーション上向き状態でいって欲しいです

もう1曲「アリエッティ」のアレンジ版を持ち曲であるのでそちらも

ほとんどの子がスタンダードなクラシックと自分の好きなポピュラー・・・と2曲弾きます

嵐・AKB・いきものががり・福山雅治・西野カナ・・・等などといろいろ注文がありますが、その子に合わせ弾きごたえがあるようにアレンジし楽しく練習できるように促します

ご飯的内容の課題をしっかりやるから出来る事

皆・・自信満々で生き生きと奏でます

お友達へもたくさん聴きに来て~と案内してるようで毎年可愛いお客さんがたくさん来るのです

自分の演奏を聴いて~という気持ち、同じ曲を弾く人がいたとしてもあなたはあなたの音楽があるから比べるなんて意味のないこと

つまんないことに囚われず自分らしくドーンといきなさい・・・とどの子にも話してるのでやり遂げた時の凛とした表情はどの生徒も素敵です






トイレ

2011-05-11 00:26:06 | 圭子の音楽室
2年生のYちゃんは和式トイレが苦手です

お家が近所なので・・・いつもならわざわざおウチまで戻るのですが今日は差し迫ってたのか

「和式で頑張るから先生一緒に来て」・・・と言うので教室外の並びにある共用トイレまで引率

「先生~これどうやってすればいいの」・・・と

和式トイレの使用法を伝授

「でも・・やっぱり汚すと嫌だから脱いでする」・・ということになり

かなり大がかりな作業に

最近の子達は和式は苦手なのです

みんなまず怖いと言います

私達が小学校の頃はまだ汲み取り式トイレがあったので怖いと思ってました

お化けの話なんかもあったほど

トイレもどんどん進化して今の洋式もそのうち旧型になるのでしょうか

節水にもなるしで・・・乙姫というトイレ中のサウンドの問題を解決するグッズもあります

一番だったのは息子が通う体操クラブのトイレ

ドアを開けると音楽と共にフタが開くんだけど・・・なぜかホルストの火星だったり隣はスターウォーズだったり座ってる間もずっとダダダダンダダダン…と金管が勇ましく鳴りだすのです

私・・・ここで何をしてるんだ・・・と一瞬かわからなくなったのでした

私的には波の音位がいいなとサウンドの問題も解決できるし

さすがにトイレ中のホルストの火星は自然の流れを邪魔する気がします




お腹の音

2011-05-11 00:04:49 | 圭子の音楽室
レッスンも夕方6時を回るとさすがにお腹へります

「あッ先生お腹鳴ったでしょ」・・・と生徒に聞かれ

「だって・・お腹ぺっこぺこだもん先生因みに今のお腹の音・・・低いファの音でした

「あッもう1回鳴りそうラの音と合わせてハモリ~」・・・と遊んでみる

「あッ先生・・アタシも鳴りそう~

「どれどれおッこれはシフラットだな」・・・とレとハモらせてみる

その時・・・ガーシュインのラプソディ・イン・ブルーの冒頭みたいなお腹の音が

「先生~今・・のだめカンタービレの音楽みたいな音がした」・・・と

そういえば・・・あの冒頭はクラリネットだよな

そう言われてみれば「お腹空いたよ~」って叫んでるようにも聞こえなくもない

クラネットのあのカラカラ・・スカスカ感の音色といい

ガーシュイン・・・もしかしたら自分のお腹の音にヒントを得てあの曲作ってたりして

ノリノリの部分は食べたいものにありついた的なワクワク感だったりして