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【心 de 経営】『書話力』を高める 7102 理解させ、印象に残る話し方

2024-11-14 12:21:00 | 【専門業】 プロの表現力

  【心 de 経営】『書話力』を高める 7102 理解させ、印象に残る話し方 


 私には、「正しい日本語」とはなにか、というようなことを書いていくだけのバックグラウンドがあるわけではありません。一方で、人前でお話をする機会が多々あります。少しでも「美しい日本語ですね」と言われるような言い方をしたいと平素からこころがけています。
 経営コンサルタント歴半世紀の経験から体得した『書話力』を皆さんとわかちたいと考え、図々しくここにご紹介します。あまりにも「あたり前」すぎて、笑われてしまうかも知れませんが、「あたり前のことが、あたり前にできる」という心情から、お節介焼き精神でお届けします。
■【あたりまえ経営のすすめ】3 すべてのビジネスパーソンがめざす一歩上の発想とスキル
  時代に即したスキルを磨きながら、業務に活かし、自分の更なる成長に繋げるにはどうしたらよいのでしょうか。その方法は、多岐にわたると思います。
 「あたりまえ経営のきょうか書」シリーズの第三章として、経営コンサルタントという仕事を通して、感じてきたことを、ビジネスパーソンに共通する面を中心にお話しています。
■3-700 「書話」とは何か? ビジネス表現力を身につける

 「日本人は、議論に弱い」「日本人は、論理的な話し方ができない」などとしばしば言われます。かくいう私も、そう言われる人間のひとりです。
 しかし、経営コンサルタントという仕事を半世紀も続けているうちに、それでは通じず、次第に、私なりの話し方やビジネスの仕方が、不充分ながら身についてきたように思えます。話すだけではなく、書くことにも共通する「表現力」というスキルがビジネスパーソンには不可欠です。「書く力」「話す力」をあわせて『書話の力』といい、表現力というスキルの一翼を担わせています。
 この体験は、当ブログ「【小説】竹根好助の経営コンサルタント起業」としてもお届けしています。
  
 
https://blog.goo.ne.jp/keieishi17/c/c39d85bcbaef8d346f607cef1ecfe950
 
 7712 理解させ、印象に残る話し方
 既述の通り、コンサルタント・士業の場合には、自分の考えを相手に伝え、相手に行動していただくことが基本です。行動して頂けるかどうかは、聞き手が納得できているかどうかによろことが多いです。人は納得しなければ行動に起こしてくれません。行動に起こしていただく効果的なこととしては、マズローの欲求五段階説にあるような本能的な欲求に初級することがよいでしょう。
 行動を目的とする話をする場合には、聞き手の欲求を正しく分析し、それを刺激することで、行動していただくという目的を達することができます。その基本は、話す内容が事実に立脚した、客観性ある内容であることが基本です。事実を伝えると言うことは話し手の主観をあまり交えないことが肝要です.また推論や憶測をした内容も好ましくありません。
 固有名詞やゆったような具体的なお話しすることは相手に信頼性を与えることにつながることが多いのです。生き生きとしたイメージを与えるためには、物事をイメージしやすいように、色とか形とか、大きさとか、匂いとか、五感に関する表現を付加しますと、ただ単に印象づけるだけではなく、相手がイメージしやすいので記憶に残りやすいのです。
 既述の通り、ケースバイケースでは、必ずしも結論からお話しするのが良いわけではありません。相手の理解をしていただくためには話す順序が重要になります。また順序重要な点は、何をしたいのか、強調したいことが相手に重要性を持って伝わることが重要です。
 できるだけ優しい言葉を使うことが重要です。このような言い方をしますと、不謹慎に聞こえるかもしれませんが、相手が小学生であるようにやさしい言葉を使うこともよいでしょう。また具体的な事例をあげますと理解が深まります。この時にパワーポイントや印刷物など補助用具として使いますと、百聞は一見にしかずと言いますように、相手の理解度を高めることにつながります。

 立て板に水のような話し方をしますと、話し上手と言う印象を相手に与えることはできますが、必ずしも話の内容を理解していただいたり、それを記憶として残して行動に移したりすることにはつながりません。
 話したないように、相手が感動しますと印象に残りやすいです。感動するような内容の話材を持っていることは多くはないかもしれませんが、普段から話材になりそうな事項を蓄積しておくとよろしいでしょう。
 わたくしはコンサルタントとして普段感じている言葉を自分の口癖言葉として持っています。例えばわたくしの場合は「あたりまえ経営」ということをしばしば口にします。あたり前の重要性を相手に理解していただくようなテーマの場合には、それが相手の記憶に残りやすいのです。口癖、その人の標語とかスローガンとかいったようなものに相当します。標語とかスローガンと、話してがリンクされますので、いつまでも覚えていてくれたり、ある条件が整いますと、それが思い出され、表出しやすいのです。
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【心 de 経営】『書話力』を高める 7101 「結論から話す」では話術の達人になれない

2024-11-07 07:27:27 | 【専門業】 プロの表現力

  【心 de 経営】『書話力』を高める 7101 「結論から話す」では話術の達人になれない 


 私には、「正しい日本語」とはなにか、というようなことを書いていくだけのバックグラウンドがあるわけではありません。一方で、人前でお話をする機会が多々あります。少しでも「美しい日本語ですね」と言われるような言い方をしたいと平素からこころがけています。
 経営コンサルタント歴半世紀の経験から体得した『書話力』を皆さんとわかちたいと考え、図々しくここにご紹介します。あまりにも「あたり前」すぎて、笑われてしまうかも知れませんが、「あたり前のことが、あたり前にできる」という心情から、お節介焼き精神でお届けします。
■【あたりまえ経営のすすめ】3 すべてのビジネスパーソンがめざす一歩上の発想とスキル
  時代に即したスキルを磨きながら、業務に活かし、自分の更なる成長に繋げるにはどうしたらよいのでしょうか。その方法は、多岐にわたると思います。
 「あたりまえ経営のきょうか書」シリーズの第三章として、経営コンサルタントという仕事を通して、感じてきたことを、ビジネスパーソンに共通する面を中心にお話しています。
■3-700 「書話」とは何か? ビジネス表現力を身につける

 「日本人は、議論に弱い」「日本人は、論理的な話し方ができない」などとしばしば言われます。かくいう私も、そう言われる人間のひとりです。
 しかし、経営コンサルタントという仕事を半世紀も続けているうちに、それでは通じず、次第に、私なりの話し方やビジネスの仕方が、不充分ながら身についてきたように思えます。話すだけではなく、書くことにも共通する「表現力」というスキルがビジネスパーソンには不可欠です。「書く力」「話す力」をあわせて『書話の力』といい、表現力というスキルの一翼を担わせています。
 この体験は、当ブログ「【小説】竹根好助の経営コンサルタント起業」としてもお届けしています。
  
 
https://blog.goo.ne.jp/keieishi17/c/c39d85bcbaef8d346f607cef1ecfe950
 
 711 「結論から話す」では話術の達人になれない
 ビジネスパーソン向けの「話し方」や「プレゼンテーション」に関する書物やセミナーなどでは、「結論から話す」ということがあたり前の技法と考えられています。
 「時は金なり。ビジネスでは、時間が勝負である」ので、報連相では、まず結論から述べ、そこにある背景や、その結論に至った経緯を述べることにより、自分を解ってもらえるのであると説かれます。確かに、上司に報告する時などでは、相手の立場を考え、結論を伝えることは重要です。
 しかし、人が話をする場合には、必ずしも報連相だけではありません。従って「結論から話す」という法則を、金科玉条のごとく守り、それを実行することで、すべてのことで、うまく行くのでしょうか。

 自分ひとりで独り言を言う時を除いては、話をする時には相手がいます。では、話をするということはどのようなケースがあるのでしょうか。話というのは、立場によって異なってきます。
 わたくしのような経営コンサルタントという仕事をしている者にとっては、講師としてテーマに基づいて何かを説明するというようなことが一般的です。「本日は、○○についてお話します。これを身につけて、△△がスムーズにできるようになっていただきたいという願いでお話をさせていただきます」というように、話の目的をまず話すようにします。
 それにより、聴き手は、こちらの話を俯瞰的に見ながら、いま、どの部分を話しているのかを理解しやすくなります。
 話をする場合には、どの様な目的で話すのか、どの様なニーズを持った人に対して話すのか、これをもとにストーリーづくりをして話を始めます。

 落語家さんなどは人を楽しませることが目的です。聞き手を楽しませる場合の話し方というのは、話の内容に応じてではありますが、話し手自身が明るく振る舞ったり、快活なしたりする必要があります。もし、落語家さんが、沈んだ調子で話し始めたら、内容がどれほど愉快なものであっても人を喜ばせることにはなりません。
 同じ芸人さんでも、講談師の場合には、相手をさせるような話し方をしなければならないでしょう。結婚式などのお祝いごとの話をする場合も聞き手に感動与える話し方が求められます。感動やその時の気持ちがあとまで残るようにするためには、例えば聞き手を感激させ、奮い立たせるような話し方が必要となります。具体的な事例をオリコんだりしますと清水よく残るでしょう。印象づけ大きくするためにはにおいとか味のような五感を上手に表現すると効果的です。また言葉だけではなくジェスチャーなども上手に取り入れますと効果的です。
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【心 de 経営】 新シリーズ『書話力』を高める 連載開始します

2024-10-31 07:00:52 | 【専門業】 プロの表現力

  【心 de 経営】 新シリーズ『書話力』を高める 連載開始します 


 私には、「正しい日本語」とはなにか、というようなことを書いていくだけのバックグラウンドがあるわけではありません。一方で、人前でお話をする機会が多々あります。少しでも「美しい日本語ですね」と言われるような言い方をしたいと平素からこころがけています。
 経営コンサルタント歴半世紀の経験から体得した『書話力』を皆さんとわかちたいと考え、図々しくここにご紹介します。あまりにも「あたり前」すぎて、笑われてしまうかも知れませんが、「あたり前のことが、あたり前にできる」という心情から、お節介焼き精神でお届けします。
■【あたりまえ経営のすすめ】3 すべてのビジネスパーソンがめざす一歩上の発想とスキル
  時代に即したスキルを磨きながら、業務に活かし、自分の更なる成長に繋げるにはどうしたらよいのでしょうか。その方法は、多岐にわたると思います。
 他の人と、同じやり方をしていては、どんぐりの背比べになってしまいます。存在感を示すためにも、自分自身を「差異化(差別化)」しましょう。
 それが、ご自身の成長に繋がるでしょうし、ビジネスパーソンとして元気に生きて行くことができるようになるでしょう。
 それをどの様に身に付けて、どの様に活かしていったら良いのでしょうか。自分自身で立ち止まって考えてみることも重要です。
 「あたりまえ経営のきょうか書」シリーズの第三章として、経営コンサルタントという仕事を通して、感じてきたことを、ビジネスパーソンに共通する面を中心にお話しています。
 そのヒントの一助になるように、半世紀余の経営コンサルタント歴からお話して参りますので、参考にしてくださると幸いです。
■3-700 「書話」とは何か? ビジネス表現力を身につける

 「日本人は、議論に弱い」「日本人は、論理的な話し方ができない」などとしばしば言われます。かくいう私も、そう言われる人間のひとりです。
 しかし、経営コンサルタントという仕事を半世紀も続けているうちに、それでは通じず、次第に、私なりの話し方やビジネスの仕方が、不充分ながら身についてきたように思えます。話すだけではなく、書くことにも共通する「表現力」というスキルがビジネスパーソンには不可欠です。「書く力」「話す力」をあわせて『書話の力』といい、表現力というスキルの一翼を担わせています。
 私自身、まだまだ充分とはいえませんが、その体験・経験を通して感じ取ったことを、思いつくまま、ランダムにご紹介します。体系だった流れではないですが、反面教師として、参考にしていただければ幸いです。
 なお、この体験は、当ブログ「【小説】竹根好助の経営コンサルタント起業」としてもお届けしています。
  
 
https://blog.goo.ne.jp/keieishi17/c/c39d85bcbaef8d346f607cef1ecfe950
 
 原則として、毎週木曜日正午過ぎにお届けします。
 よろしくお願いします。
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【心 de 経営】 美しい日本語再入門 104 意見を通したいときの一言 6-127-4a04

2024-10-04 00:21:00 | 【専門業】 プロの表現力

  【心 de 経営】 美しい日本語再入門 104 意見を通したいときの一言 6-127-4a04 


 私には、「正しい日本語」とはなにか、というようなことを書いていくだけのバックグラウンドがあるわけではありません。一方で、人前でお話をする機会が多々あります。少しでも「美しい日本語ですね」と言われるような言い方をしたいと平素からこころがけています。
 わたくしなりに「美しい日本語とは何か」ということを常に考えるようにしています。ここでは、わたくしの模索をご紹介することによって、わたくし自身の日本語の能力を高めていきたいと考えています。
 文法的に間違えていたり、社会的通念に反するようなことを、意図せずにお伝えしたりすることもあるかもしれません。その点をご容赦くださり、読者の皆様の判断で参考にしたり、時には反面教師として利用したりしてくだされば幸いです。
■104 意見を通したいときの一言 6-127-4a04 
 話をしているときに、自分の意見を言うのは必要なことですが、ただ主張するだけで、人の意見を聴こうとしない人がいます。そのような人は、自分の意見を他の人に押しつけてくることが多いです。
 会議の席などでは、独演会のようにひとりでしゃべり続ける人もいます。とりわけ、役職者の場合には、パワハラといっても過言ではないほどのこともあります。
 他の人の意見に対して、割り込みをしたい時には、どうしたら良いのでしょうか。
 たとえ、相手が上司であっても、言っていることに正当性があるように見えても、私は、毅然とした態度で、「課長、本日の議題は○○ですので、その担当である私にもひと言時間をいただけませんか」と声をかけるようにしてきました。
 中には、機嫌を損ねる上司もいますが、大半の上司は、その発言直後の他の出席者の空気も読んでくれて、発言の機会を与えてくれます。
 そして、自分の意見を簡単に話して、「私の言いたいのは、先ほど、課長もおっしゃっていましたが、この一点です。皆さんのご意見もお聞かせ願えませんでしょうか」と、独演会にストップをかける方向に、会議の流れを変えて行きます。
 この時には、「今話したことは、私としては絶対に譲れません」などと言ってしまっては、話し合いの余地がありません。参加者が、取り付く島もないという観点では、先ほどの課長さんとおなじことをしてしまっていることになります。
 ましてや、自分の意見を述べたあとで、「私の考えで行きましょう」などと、独りよがりの姿勢では、他の人の賛同は得にくいでしょう。
 話を切り出すときには、毅然とした態度と、参加者に対する配慮を忘れないことです。また、話の流れが、本題とずれたりした場合には、その流れを戻すことも肝要です。
 意見を言ったあと、自分の考えを押しつけるような発言も厳に慎むべきです。
 
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【心 de 経営】 美しい日本語再入門 102 相手の発言・意見に対するスマートな対応法 6-126-4922

2024-09-22 12:21:00 | 【専門業】 プロの表現力

  【心 de 経営】 美しい日本語再入門 102 相手の発言・意見に対するスマートな対応法 6-126-4922 


 私には、「正しい日本語」とはなにか、というようなことを書いていくだけのバックグラウンドがあるわけではありません。一方で、人前でお話をする機会が多々あります。少しでも「美しい日本語ですね」と言われるような言い方をしたいと平素からこころがけています。
 わたくしなりに「美しい日本語とは何か」ということを常に考えるようにしています。ここでは、わたくしの模索をご紹介することによって、わたくし自身の日本語の能力を高めていきたいと考えています。
 文法的に間違えていたり、社会的通念に反するようなことを、意図せずにお伝えしたりすることもあるかもしれません。その点をご容赦くださり、読者の皆様の判断で参考にしたり、時には反面教師として利用したりしてくだされば幸いです。
102 相手の発言・意見に対するスマートな対応法 6-126-4922
 ほかの人話しているのを聞いていて、違和感を感じることがあります。あるいは、ときには、相手の意見に対して、別の考え方を持っている場合もあります。
 人にはそれぞれの立場があり、それは、それぞれの立場によって、価値観やときには風習の違いがあります。これらは、その立場によって、固定的な面を持っていることが多く、そのことでやりしあっても、なかなか結論には至らないことが多いです。
 自分の意見を通すことに躍起となるのではなく、相手の意見や考え方を傾聴思料することが、まずは、とるべき姿勢と考えます。この種の問題は、結着がなかなかつかないことが多いのです。

 相手と意見が合わなかったり、異なったりしたときに、「偏見だよ」などと言って、自分の立場ばかりを主張しても、自分の考えを押しつけようとするにしかなりません。
 「その意見には反対です」とはっきり言うことも必要でしょうが、「正解は○○です」というように断定的に言ってしまったり、断言してしまったりしますと、相手の感情を逆なでしたり、プライドを傷つけたりするだけです。この行為は、ただ反論するだけに留まらず、相手の意見を「正しくない」と決めつけていることになります。これでは相手と同じ過ちを繰り返していることと同じことです。

 ヘーゲルの弁証法における概念の発展の三段階に「正反合」という言葉があります。すなわち、どちらが「正」で、どちらが「反」かが判然としないときには、第三の道である「合」を考えることが、多くの場合に、この問題を解決してくれます。換言しますと、第三の考え方を見いだすことに繋げるのです。
 意見や考えが対立したときには、次のステップに入るときの切り出し方が大切です。その一言が、解決の方向に向かうか、こじれるかの岐路に立っていることを認識すべきです。
 そのようなときに、「あなたのおっしゃりたいことが分かりました」とまずは、相手を肯定し、立てることを、私は第一に考えます。それにより、「自分の言っていることも分かってくれているのだ」と、感情的になった相手も、その気持ちを静める方向に向いてくれます。
 とりわけ、会議の時などは、意見が伯仲すればするほど、複数の人が感情的になっています。すなわち、私は、上述のやり方を「会議で議論するときの鉄則」としています。
 そして、次のステップとして、「私のところでは」と自分の部署や会社ではと表出し、次に続けて、「おっしゃることはよく解りましたが、こちらとしては、今のお考え(ご意見)とはちょっと違っています」というように、役割と立場の違いで、意見の違うことをまず判っていただきょうにします。
 すなわち、個人対個人の意見の「戦い」ではなく、また、相手個人に対する反論というのではないということを理解していただきます。その上で、「当方としては○○と考えているのです」というように、自分達の考えを伝えるのです。
 そして、最後は、既述の通り、正反合を基準に、双方の落とし所を見いだすようにしています。ただし、「立場を主張しすぎない」という視点も忘れないように努力をしています。
 もちろん、この方法ですべてがうまく行くわけではありませんが、感情的になることは避けるようにして行きたいと考えています。

 
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【心 de 経営】 美しい日本語再入門 101 他者の発言に対してひと言 6-126

2024-07-28 12:01:00 | 【専門業】 プロの表現力

  【心 de 経営】 美しい日本語再入門 101 他者の発言に対してひと言 6-126 


■ ご挨拶 
 私には、「正しい日本語」とはなにか、というようなことを書いていくだけのバックグラウンドがあるわけではありません。一方で、人前でお話をする機会が多々あります。少しでも「美しい日本語ですね」と言われるような言い方をしたいと平素からこころがけています。
 わたくしなりに「美しい日本語とは何か」ということを常に考えるようにしています。ここでは、わたくしの模索をご紹介することによって、わたくし自身の日本語の能力を高めていきたいと考えています。
 文法的に間違えていたり、社会的通念に反するようなことを、意図せずにお伝えしたりすることもあるかもしれません。その点をご容赦くださり、読者の皆様の判断で参考にしたり、時には反面教師として利用したりしてくだされば幸いです。
■ 101 他者の発言に対してひと言 6-126
 誰かと話をしているときに、違和感を感じたり、賛同できなかったり、ときには、反対意見を言いたかったりすることがあると思います。そのような時に、自分の考えの切り出し方が悪いと、人間関係をこじらせることにつながることさえあります。
 相手の考えを確認したくて、つい突っ込み口調で言いがちです。「あなたは何を考えているんですか」とか、それが部下であると「一体何を考えているんだ、君は」というような上から目線の言葉や詰問口調になってしまいます。
 「君はいつも理屈っぽいんだよね」というように相手を非難するようなことを言ってしまうこともあります。このような否定的な言葉をぶつけてしまいますと」雰囲気を壊してしまい、会話が続かなくなってしまいます。
 人間関係を壊したり、雰囲気を台無しにしてしまったりしないようにするためには、相手の意図を確認するときに、まず相手の話も受け止めるという度量が必要です。そのためには、相手のいった言葉に対して、「それはいい考えですね」とか「なるほど一理ありますね」というように肯定的に受け止めてはいかがでしょうか。
 この時に「おっしゃっていることはよくわかりますが・・・」と言ってしまいますと、相手に対する反論的な、時には挑戦的なニュアンスとして伝わってしまいます。その結果相手は身構えかねませんし、時には感情を害してしまうかもしれません。
 その上で相手の考えを確認しながら、相手の主張の良いところは受け入れ、そうでない部分についてはお互いに意見交換しながら進めるようにしますと双方の理解が深まるでしょう。

 
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【心 de 経営】 美しい日本語再入門 自分が話をしたいときに会話に入り込みたいとき 6122

2024-06-18 20:21:00 | 【専門業】 プロの表現力

  【心 de 経営】 美しい日本語再入門 自分が話をしたいときに会話に入り込みたいとき 6122 


■ ご挨拶 
 「日本人だから日本語が喋れて当たり前であろう」と言われてしまいますと身も蓋もありません。しかしテレビを見たりネット情報を見たりしていますと、日本人とは思えないような日本語が氾濫してしまっています。
 私には、「正しい日本語」とはなにか、というようなことを書いていくだけのバックグラウンドがあるわけではありません。一方で、人前でお話をする機会が多々あります。少しでも「美しい日本語ですね」と言われるような言い方をしたいと平素からこころがけています。
 わたくしなりに「美しい日本語とは何か」ということを常に考えるようにしています。ここでは、わたくしの模索をご紹介することによって、わたくし自身の日本語の能力を高めていきたいと考えています。
 日常会話に出てくるような日本語だけではなく、敬語の使いかたに苦慮している毎日ですので、敬語についてもできるだけ記述してまいりたいと思います。
 それにより、文章や会話に邪魔されて、思うように自己表現できない人たちと悩みを共有して、少しでも人間関係を構築できるようにしてまいりたいと考えています。
 流動化し、多面的性格を持つ、社会の慣習のは存在します。そのような中で、日本語も流動化しています。
 私は、正しい日本語のバックグラウンドを持っているわけではありませんので、文法的に間違えていたり、社会的通念に反するようなことを、意図せずにお伝えしたりすることもあるかもしれません。その点をご容赦くださり、読者の皆様の判断で参考にしたり、時には反面教師として利用したりしてくだされば幸いです。
■ 自分が話をしたいときに会話に入り込みたいとき 6122
 複数の人や誰かと話をしているときに、自分が意見を言いたいと言うような事は時々起こります。でもその時の切り出し方によっては、場の雰囲気を壊してしまうこともあります。相手がいるということを忘れてはなりません。
 このような時に、やる気や積極性を素直に表現するためには「ぜひ、わたくしにも話をさせてください」というような切り出し方が考えられます。また多少謙虚な姿勢を前面に出して「聞いていただきたいことがあります。ちょっと時間をいただけませんでしょうか」というような切り出し方も考えられます考えられます。
 このような時に「私にも話をさせてください」と言うような切り出し方をしますと、あまりにも自己主張が前面に出過ぎてしまいます。これでは修理の人の感情を逆なでてしまうかもしれません。ましてや「私の考えなら全て解決すると思いますよ。ですから私にも話をさせてください」と言うような独断的な考えを、押しつけるような言い方で切り出してしまいますと、周囲の人から白い目で見られがちです。
 自分だけではなく、ほかの人の存在も意識し、尊重する姿勢が不可欠です。
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【心 de 経営】 表現力を高める10-03 激変の経営環境下における経営のあり方

2022-05-23 12:06:00 | 【専門業】 プロの表現力

 

  【心 de 経営】 表現力を高める10-03 激変の経営環境下における経営のあり方 

 

 

 コンサルタントなど士業・経営の専門家だけではなく、ビジネスパーソン全般において、プレゼンテーションをしたり、文書作成をしたりすることは避けて通れない時代となりました。

 私自身は、表現力に感する専門家ではありませんが、経営コンサルタント40年余の経験を通じて培ってきたものがあります。

 自己流ではありますが、それを駆使して永年この仕事に携わり、生涯現役のつもりで老骨鞭を打っています。

 この経験から、少しでも皆様のお役に立てばと考え、「表現力を高める」というカテゴリーで、

   より良い日本語とは
   ロジカル・ライティングでより良いビジネス文書の作成
   訴求力の高いプレゼンテーション術
   ロジカル・ネゴーシエーションでビジネスに成功する
   論理話法で自分を上手に表現する

などについて、独断と偏見でもってお届けいたします。

 

 

■ 10-03 激変の経営環境下における経営のあり方

 鴨長明の方丈記の冒頭を引用して、万物は流転する、変化をし続けるというお話を前回しました。

 そのような世の中ですので、「経営とは、環境変化への対応術」であるということを常に意識しなければならないのです。すなわち、陳腐化してきている表現ではありますが、「パラダイムシフト」ができなければ、勝ち残ることはおろか、生き残って行くことも叶わないかも知れません。

 ご存知のように、パラダイムシフトというのは、科学史家トーマス・クーンが「科学革命」の中で提唱した概念です。これが、科学の世界だけではなく、拡大解釈され、経営や日常生活にも用いられ、一般化しています。

 すなわち、環境変化の中で、常に、自分・自社のパラダイム(思考の方法論やものの見方)が、対応できているかをチェックすることが不可欠なことといえます。


 一方で、経営とは何かということを考えたときに、基本姿勢は「あたり前のことがあたり前にできる企業創り」であると考えます。

 「あたり前なこと」に固執していては、上述のパラダイムシフトという提言に反するように思われる方がいらっしゃると思います。

 企業における「あたり前」とは、何でしょうか。

 「あたり前」とは、ここでは世間一般にいう「常識」とは異なります。そのあたり前は、企業により、異なるのです。

 「あたり前」のことというのは、「できてあたり前」「結果が良くてあたり前」ということで、「何ができてあたり前なのか」という「ものさし」が必要です。

 企業における「ものさし」というのは、経営理念であったり、経営計画、年度方針、就業規則、約束事、等々であったりと、いろいろな「ものさし」があります。

 ここでいう「あたり前」を理解するのにわかりやすい例として経営計画を挙げて見ましょう。合理的な経営計画を立案し、それを実行していこうとしますと、たとえば「マーケットシェア達成率●%」というように数値で表すことが多いです。

 ここで計画の100%の達成をすることが理想的です。たとえば今年度はマーケットシェアが30%であったとします。来年度は、35%を目指そうというように、「ものさし」のハードルが高くなって行きます。すなわち、企業が成長しているということで、「あたり前」という「ものさし」も変化しているのです。

 「あたり前」というパラダイムが見直され、それが良い方向に向かうことが成長しているということになります。

 このことから、大半の企業は、ある面ではパラダイムの定期的なチェックをしているのです。ですから、「あたり前のことがあたり前にできる」ということとは矛盾しないのです。

 あたり前のレベルというのは、企業の成長と共に変化するのです。


 

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【心 de 経営】 表現力を高める10-02 万物流転の激変の中で変わらないもの

2022-05-21 12:06:00 | 【専門業】 プロの表現力

 

  【心 de 経営】 表現力を高める10-02 万物流転の激変の中で変わらないもの 

 

 

 コンサルタントなど士業・経営の専門家だけではなく、ビジネスパーソン全般において、プレゼンテーションをしたり、文書作成をしたりすることは避けて通れない時代となりました。

 私自身は、表現力に感する専門家ではありませんが、経営コンサルタント40年余の経験を通じて培ってきたものがあります。

 自己流ではありますが、それを駆使して永年この仕事に携わり、生涯現役のつもりで老骨鞭を打っています。

 この経験から、少しでも皆様のお役に立てばと考え、「表現力を高める」というカテゴリーで、

   より良い日本語とは
   ロジカル・ライティングでより良いビジネス文書の作成
   訴求力の高いプレゼンテーション術
   ロジカル・ネゴーシエーションでビジネスに成功する
   論理話法で自分を上手に表現する

などについて、独断と偏見でもってお届けいたします。

 

 

■ 10-02 万物流転の激変の中で変わらないもの

 ロジカル・ライティングは、原則を重視します。

 原則重視と言いますと、原則にとらわれすぎて、原則に縛られ、自由な発想を疎外するのではないでしょうかとお考えの人も多いでしょう。すなわち、原則重視ということは、「論理的ではない」ように聞こえるかもしれません。

 スティーヴン・R・コヴィーは、この世で変わらないものは3つあり、それは「変化、原則、選択の自由」であると、名著「ビジネスシンク」の前書きで述べています。

 世の中は変化するものです。鴨長明「方丈記」の書き出しは有名です。

  ゆく川の流れは絶えずして、
  しかも、もとの水にあらず。
  淀みに浮ぶうたかたは、
  かつ消えかつ結びて、
  久しくとどまりたるためしなし。

  世の中にある人とすみかと、
  またかくのごとし。<以下略>

 このように万物流転の世の中ですので、流れる川の水のように、同じように見えても、眼前の水はけっして同じものではありません。しかし、コンパスが常に北を指すことを利用すれば、道に迷ってもいつしか目的地に到達できます。

 しかし、富士山の裾野に広がる青木ヶ原樹海に足を踏み込みますと、コンパスが示す方角は必ずしも北とは限らないのだそうです。

 地球の地軸は、約2万6000年の周期で変化しているそうです。長いスパンで見ますと、コンパスが示す北は、いつも同じであるとはいえません。

 これでは、コンパスが「不変の原則」ではなくなってしまいます。

 青木ヶ原の樹海の問題は、青木ヶ原という特異な環境ですので、そこにいるときには、その特異性に即した対応策が求められます。

 地軸の変動の問題は、宇宙的、天文学的な時間の流れの中での事象ですので、われわれの現在では無視して良い変動と言えます。

 とはいえ、これらの事象のように、企業経営を取り巻く環境も変化してゆくのです。

 その変化は、大きく変わるときには、すぐに変化に気づきますが、地軸の変動のような変化は、非常に大きな問題ではありますが、気がつかないで過ごしてしまうでしょう。

 私達は、自分ではどうにもできない、このような変化の中で生活し、経営しているのですので、「世の中は変化する」という前提でいなければならないのです。


 

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【心 de 経営】 表現力を高める10-01 新シリーズ 「論理思考をフル活用のロジカル・ライティング」

2022-05-20 08:10:00 | 【専門業】 プロの表現力

 

  【心 de 経営】 表現力を高める10-01 新シリーズ 「論理思考をフル活用のロジカル・ライティング」 

 

 

 コンサルタントなど士業・経営の専門家だけではなく、ビジネスパーソン全般において、プレゼンテーションをしたり、文書作成をしたりすることは避けて通れない時代となりました。

 私自身は、表現力に感する専門家ではありませんが、経営コンサルタント40年余の経験を通じて培ってきたものがあります。

 自己流ではありますが、それを駆使して永年この仕事に携わり、生涯現役のつもりで老骨鞭を打っています。

 この経験から、少しでも皆様のお役に立てばと考え、「表現力を高める」というカテゴリーで、

   より良い日本語とは
   ロジカル・ライティングでより良いビジネス文書の作成
   訴求力の高いプレゼンテーション術
   ロジカル・ネゴーシエーションでビジネスに成功する
   論理話法で自分を上手に表現する

などについて、独断と偏見でもってお届けいたします。

 

 

■ 10-01 新シリーズ 「論理思考をフル活用のロジカル・ライティング」

 コンサルタントなどプロの士業・経営専門業に携わる先生をメインターゲットとしています。論理思考をフル活用してビジネス文書を作成するのに最適ともいえる「ロジカル・ライティング」をご紹介します。

 もちろん経営者・管理職をはじめビジネスパーソンの皆様だけではなく、ご家庭の主婦や学生さんにも、是非、このシリーズの最後までご購読下さることを願っています。

 ただし、上述のように、士業・経営専門業の先生方が、論文などの作成をすることを主目的としていますので、それ以外の方々は、ご自身の状況に即するように、カスタマイズしてお読み下さるようお願いします。

 このシリーズのロジカル・ライティング習得では、
  自分を売り込む最大の武器
  士業の実力養成に論文は一石二鳥
  論文執筆の基本を身に付ける
などがメリットとして考えられます。

 ロジカル・ライティングによって、論理性が重視される文書作成、その執筆術を体得できるようになると思います。

 このシリーズでは、
  あたり前のことがあたり前にできる
  高度なことを学んでも、基本ができていなければ砂上の楼閣
  専門莫迦ではなく、裾野を広げて専門の幅を拡げ、高さを増す
などをベースに考えて、お届けしますので、すでに文作力をお持ちの方には物足りなさを感じるかも知れませんことをご承知おくください。

 温かい目で、みてくださるようお願いします。
 

 

 

 

 

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