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時間は何をしていても過ぎる。

定期健診と散る桜 2022/04/14(木)

2022-04-14 15:19:29 | クラシックCD
今日は、午前、毎年受けている定期健診に行き午後は休みをもらった。
検診では毎年胃カメラを受けている。胃カメラはもう、何十回もやっているので、楽しいとは言えないが特別苦しいとも思わない。機材の性能やお医者さんの腕前が進歩したからか昔より楽に進む。今回、目新しかったのは直前に飲む喉の麻酔薬が氷で出てきたことだった。甘いアイスキャンディーを含んだみたいで、液状のものを直に飲むより服用しやすいと思った。溶けるとやっぱり不味いですが。私は解凍した麻酔薬が喉を通過し、喉がぼわっとしてくる感覚を楽しみながら、静かに椅子に腰かけて周りの様子をうかがっていた。すると、カーテンの向こうからカメラを処置中の方が咳き込む声が聞こえてきた。お医者さんと看護婦さんの、もう少しですよ、頑張ってと励ます声も聞こえてくる。かなり連続して激しく咳き込むなのでかわいそうだし、なんだか心配になってきた。生検もとっているみたいだった。ようやく終了し、お医者さん、看護婦さんと患者さんの会話が聞こえてきた。胃カメラは初めての方らしかった。会話といってもお医者さん、看護婦さんのお話に年配の女性らしい患者さんが弱々しく返事をしていた。お医者さんの説明の内容が聞こえてくる。いろいろ説明しているなかで、食道のここの色のところはがんですというお医者さんの話がよく聞こえた。私は麻酔の効いた喉の先の胸のなかで「うっ」とうなった。さいわい、がんは軽いようなので、内視鏡で処理ができるということだった。今後の治療予定などの説明していたが、年配の女性らしい患者さんの返事は依然として弱々しく、私は大丈夫なのかと心配になってしまった。私ががんになったのは24年前だったが、その頃、告知の有無、タイミングはかなり重要なことだったが今はそうでもない。本人への告知は、お医者さんの義務であることが確立されているようだ。しかし、私なら説明する場所はプライバシーが保たれるように配慮してほしい。いつもより長い待機の間、がんは特別な病気ではなくなったのだなとか、いろいろと考えていた。自分がもし当事者になったとき、今回の体験は役立つだろう。
私の胃カメラは看護婦さんの頑張って、もう少しですよという励ましのおかげもあってスムーズに進んだ。私はいつものように自分の胃の赤い壁面やひだひだをモニターで観ていた。終了後さっきのお医者さんから異常なしとの説明を受けた。
全体的な検診結果は、速報段階で特に問題はなかった。昨年B評価だった肝機能はAとなっていた。

帰宅し、午後はさっそく散歩に出た。途中から雨がぱらついてきた。気にしていかった間に桜の満開が過ぎ、花が散り始めていた。
近くの公園の桜。



歩道には散った花が・・・



公園のなかも・・・



相変わらず朝を中心に音楽を聴いている。今日は雨降りなので、午後の休みも聴いていた。



それほど昔でない頃買った内田光子さんのモーツァルトのピアノ協奏曲を聴いていた。



指揮者を兼ねた内田さんの奮闘ぶりがジャケットの写真ばかりではなく、演奏からも伝わってくる。兼ねている分、ピアノとオーケストラの音響が一体化しているように感じる。あらかじめ兼ねていることを知っているからそう感じるんだろうが。
それにしても気持ちのよい演奏ですね。

明日、仕事に行けば週末だ。
どうか、平穏な日々でありますように。
コメント (2)
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