木工屋CAN(俗楽坊勘介)

福岡赤村
草木染木工CAN工房
JAZZカフェ 風の杜(水休)
0947-62-3277
焚き火と外飯

リサージェンス

2012-12-24 19:27:19 | Weblog
  
今日は雪のため臨時休業の札を下げた。
念のために居留守の札も下げた。



札を下げたとたんに空が晴れた。
「なんてこったい、わざとらしいだろうが、、、」
少し迷ったが寒いのでやはり休業。
ガッポリ着込んで外の片付けをする。
営業中は汚れる仕事はできないのだ。
時どき暖をとりに焚き火にあたり、まったり。
午後から今日で閉店のカフェに顔を出す。
フェアトレードの雑貨などのセールをしていた。
ネパールのカレー(粉)と本を一冊買った。
「つながりを取りもどす時代へ」という本だ。
持続可能な社会をめざす環境思考がのっている。
「リサージェンス」(よみがえり、復活という意味)という
英国で40年続いている雑誌の記事からの選集である。
ステキな本なので読んでから紹介したい。
人と人、人とモノ、人と自然がうまくつながればいいなと
「杜の学校・もやい塾」をつくった。
それの根底には持続可能な社会、環境、そして
新しいものを欲しがり続けるのではなく
人、モノ、自然の「よみがえり、復活」があるのだ。
雪と寒さのおかげでステキな本に出合えた。
雪バンザイ、寒さバンザーイだな。
現金収入は無しだが大きな収穫があった。
オイラの強運に拍手したい。



そうそう、また穴熊がやってきた。
今回も小振りなので飼って太らせて食うことに。
穴熊を見たことない人、風の杜にいらっしゃ~い(笑)
オイラと同じくシャイだからそっと見てね。
穴熊=むじな=俗楽坊?
ガハハ。





雨の土曜日は、、、

2012-12-15 18:48:18 | Weblog
2012.12.15 
朝は天気が良かったのに昼前から雨が降りだした。
8時半になるのを待って期日前投票に行く。
右翼と原発推進以外に投票。
戻って今日と日曜日のランチの仕込に励む。
午前中から雨が降るとお客さんの出足が悪い。
こんな日は自分のための料理で遊ぶのがいい。
鹿の肺を圧力鍋で煮る、柔らかくなったら地葱を加え再度加熱。




刺身をとった切れ端を包丁で小さく刻む、そして出刃包丁で叩く。
ミンチをつくるのだ、包丁で切ると温度が上がらず具合がいい。
ミンチに豆腐、刻み葱、タマゴ、片栗粉でよくこねる。
鹿のハンバーグだ、大き目が4つできた。




自慢のでかいスキレット(鋳物せいの分厚いフライパン)で焼く。
7分目火が通ったら火を止め余熱で蒸らす。




コレをおろしポン酢で食うか、煮込みハンバーグにするか?
それともアンカケハンバーグもいいなぁ。
まぁ、晩飯までに決めればいいことだ。
昼からお客さんが来だした、みなさん匂いが気になる。
「この美味しそうな匂いは何ですか?」
「鹿のハンバーグと鹿の肺の煮物の匂いです」
「ここでお昼を食べればよかったねぇ」
「これは私用です」
「ケチ」
友達が焼酎1升さげてやってきた。
「カンちゃん、これと鹿刺しを交換してくれ」
どこかでオイラが鹿をさばいたのを聞いたのだろう。
閉店して焼酎を買いに行こうと思っていたところだ(嬉しい)
今夜は早めに露天風呂を沸かして、雨見風呂だな。
カントリーを聞きながら一人宴会を楽しもう~!
今日も雨だが少し好日。
ウフフ。

鹿と格闘、男は気合だ~!

2012-12-15 18:40:01 | Weblog
昨晩高校の一級後輩から電話。
「カンさん、大きな鹿が居るばい、要る?}
「おお要るぞ、何処に居るんや」
「仕事場の人の箱罠にかかったんよ、
場所はダムの下」
(彼は森林組合で仕事をしている)
「いつとりに行ったらいいか」
「あした12時にその人がダムサイトで待っちょるけん」
「わかった、サンキュー」

今朝の7時、後輩から電話。
「カンさん、支度をして来いち言いよる」
(それなりの格好をして来いという意味)
「なしか?」
「まだ生きちょるとよ」

12時15分前にダムサイトに着いた。
森林組合の人がすでに来ていた。
その人の軽トラについて山に入る。
ぐるりとまわってダムの下に着いた。
鉄筋で作った箱罠にでかい雄の鹿がいる。
森林組合のおじさんはロープを持って罠の上に乗った。
75歳くらいだが驚くほど身軽い。
「俺がロープで角を上に吊り上げるけんあんた箱ん中入って鹿ん足を持ってこかし(転がす)ない」
なんとも危ないことを平気でおっしゃる。
だがこれは命令だ仕方ない、罠に入る。
鹿の爪は尖っている鹿に蹴られて肉が裂けたり骨が折れた話は嫌というほど聞いている。
蹴られないように横から飛びついた。
振り払われて鉄筋の檻に激突、痛い。
これでオイラの闘魂に火がついた、エンジンがかかった。
低い姿勢で再度横から飛びつく、今度は捕まえた。
「こかせ(ころばせ)こかしても足を離すなよ」
おじさんもロープで必死に鹿を上へ吊り上げている。
早くしないとおじさんが疲れてロープロ離すと大変だ。
渾身の力で鹿を持ち上げるようにしてねじ伏せた。
馬乗りになって後ろ足を押さえる。
(鹿に馬乗りになると馬鹿になるのでは?)
「よ~し、離すなよ」おじさんが角をロープで固定した。
2~3分後鹿が断末魔の声を上げブルッと震えた。
少し痙攣して鹿の体から力が抜けていくのがわかった。
鹿に後ろ向きに馬乗りになっているので見えなかったが、
おじさんが槍で心臓を刺したのだ。
「よし、もう離していいばい、あんた馬力があるなぁ」
こちらの田舎では元気がいい、力が強いことを馬力があるという。
必死で鹿の足を掴んでいたので腕と肩が強ばっている。
いや~っ、貴重な体験をした、スリル満点だったゼィ。
鹿は70キロクラス、二人で軽トラに積み込んだ。




森林組合は3時から総会で終わって忘年会なのだ、
それで鹿をさばく時間がないのでくれたのであろう。
なんにしてもありがたい、嬉しい、ツイてる、ラッキー!
いつもは三脚に滑車をつけ鹿を吊り下げてさばくのだが、
急なことで準備してない、やむなく軽トラの荷台でさばく。
さばいている途中で右腿とアバラが痛いのに気づいた。
鹿と格闘したのださもありなん、1時間半でさばき終えた。
さっき風呂に入るとき見ると腿とアバラに青痣がくっきり。
勲章だね(笑)明日はあちらこちら筋肉痛だろうなぁ。
友情と自然の恵みに感謝。
オイラの気力と体力に感謝。
美味しい焼酎と鹿刺しに感謝。
雨だがとっても好日

鹿の体を伸ばすと軽トラいっぱいだ。





鹿の皮は畳一枚弱、捨てるのもったいないなぁ~!

12月11日の晩飯

2012-12-11 23:43:31 | Weblog
 
5時半過ぎスーパーの鮮魚コーナーをのぞく。
カンパチの荒380円が半額の190円、これ買い。
鰯のミンチWパック150円、これも買い。
今夜は寒いので味噌仕立ての鍋に決めた。
カンパチはお湯にくぐらせきれいにする。
ミンチは片栗粉とタマゴ、塩少々でこねる。
こねたものを左手で握り輪っかにした親指と人差し指の間からしぼり出す、
それをスプーンですくって鍋に落としていく、
慣れると丸く均等な大きさになる。
板前の修行時代よくやらされたものだ。
他の材料は白菜、茹でた里芋、豆腐、しぼり生姜。
四人前くらいある、たくさん作った方が美味い。





残りは明日、椎茸や水菜、春菊、葱を加え味をつけなおす。
味も深まり明日の鍋も美味い、最後は薄めて雑炊でエンド。
プライスレスだが滋養と旨味と自己愛に満ちている(笑)





今日飲んでいるのは黒霧島25度、久しぶりに自分で買った。
頂き物が切れたのだ、たまには自分でも買わなくては、、、。
休憩を兼ねて露天風呂へ、上がって飲みなおしだ。
明日は定休日だ1時過ぎまでチビチビやろう。
質素だが気分は豊かな山の爺なのであった。
今日もすべてに感謝です。


山かけうどん

2012-12-11 23:40:00 | Weblog
手が空いたので昼御飯。
友達の繁盛うどん店の手打ちうどんでやまかけだ。
昨日いただいた山の芋のトロロをたっぷり載せる。



半熟タマゴもいい感じ、ウヒヒヒィ。
美味しいものを自分で作れるのはいいねぇ。
それにしてもこの粘り、盛り上がっているぜ。



小さな幸せを噛締めてる(すすっているのだが、、)
昨晩はすりおろしたのをポン酢で食べた。
柔らかい餅みたいで最高。
ありがたいことです。
感謝、感謝。