木工屋CAN(俗楽坊勘介)

福岡赤村
草木染木工CAN工房
JAZZカフェ 風の杜(水休)
0947-62-3277
焚き火と外飯

「願掛け」

2011-01-27 20:47:38 | Weblog
「願掛け」
久しぶりに願をかけた、仲の良い友人が今日癌の手術をした、それのためである。
好きなものを絶つと良いという。困った、好きなものが多すぎる(笑い)
悩んだすえ酒を絶つことにした、といっても二日間だけだが、、。
手術は無事終わり、最低限の手術で済んだそうだ、ほんとうに嬉しい。
この友人は優しくて、前向きで謙虚である。平生往生ということだろう。
自慢できる友人の一人だ、早期退院、早期復帰を願ってやまない。
おかげ様で今日は美味しい酒が飲める。一人で乾杯だ。
そうそう、小さなことだが嬉しいことがもう一つあった。
チャボがうちに来てはじめて玉子を産んだ、やはり小さい。
玉子を取ろうとしたらその奥にもう一個あった。
チャボに感謝を捧げ、玉子かけご飯でいただく。
小さいので二個いれた、大きさの割りに黄身がでかい。
味も濃厚で申し分ない、春が来て玉子を抱くまで楽しめる。
もうすぐ天草大王の卵も期待できそうだ。
今日もお客さんは少ないが、大好日だ。

白い玉子は普通の鶏のSサイズ、それよりもかなり小さい。
でも、大きさは鳩くらいだから、身体の割には大きい。

ヤギのノリコのUP。







鹿の心臓の刺身と蕪のサラダ

2011-01-25 20:07:50 | Weblog

1月24日(月曜日)
朝7時半、携帯が鳴る。
「おいちゃん、鹿が獲れたばい、すぐ来て」
隣町で専業農家をしている従兄弟の息子からだった。
害獣駆除で猪や鹿を獲っている、被害が凄いらしい。
「オッ、そうかすぐに行く」ウフフ今日もツイてる!
今日はランチの仕込みもないしゆっくりしようと思っていたのだが、。
慌てて着替えをして、軽トラックをとばす、車で20分弱。
指定の場所に着くと4人の男とおばちゃん2人がいた。
鹿は2頭、80kgクラスと、60弱50以上だった。
「おいちゃん、どっちがいいかい」「どっちでもいいぞ」
「好きな方取ってイイばい」「こまい(小さい)方でいい」
冷凍庫もほぼ満杯だし、今日は平日で助っ人もいないのだ。
うちのお堂に正月に上がった金箔入りのお酒をお礼に渡した。
鹿を積み込み帰る途中、帰ってからの段取りをたてる。
鹿を吊るそうとするが一人では完璧には吊るせない、まぁいいか。
50kgオーバーなら格闘ではないが、楽勝とまではいかない。
今日は気分的にも時間的にも余裕があったので丁寧にさばけた。
普段は捨てる、肺や腸もとった、久しぶり肺を料理しよう。
腸はきれいにそうじして、茹でて刻んで鶏の餌にする。
鶏に川魚や鹿の肉を与えると奪い合って走り回る。
余談だがこちらでは奪い合うことを「ばかいあう」と言う。
調べたら宮崎の椎葉村でも同じように「ばかいあう」と言うようだ。
鹿をすべて片付け、早昼飯にする、昨日の残りと、鹿刺しを少し。
午前中は陽も刺していたのだが昼からは雪がかなり強く降り出した。
1時に「開店休業」「居留守中」の札を入り口に下げる。
それでも数組のお客さんが来てくれた、ありがたい。
3時半に遅昼飯を食べる、野菜炒めたっぷり、野菜が美味い。
鹿を貰いにいったとき従兄弟が野菜を沢山くれた。
その中に美味そうな春菊と蕪があった、晩飯はサラダを食おう。
蕪の茎を少し残し皮をむき、5mm厚にスライス、水にさらす。
春菊と玉葱のスライス、針人参、レタス、他。
ドレッシングはゆず酢、水、オイルを同量、塩、胡椒、醤油数滴、三温糖微量、
ジャンボニンニク、葱の白いところ、みかんの皮の微塵切りをたっぷり加える。
霜をかぶったこの時期の新鮮な蕪は生で食うとメチャ美味い。
あとは豆腐と白菜と葱の卵ちらしの汁物と鹿の心臓の刺身。
そうそう、鹿の心臓だが尖った柿の様な形をしている。
心臓に切れ目を入れて開く、そして中の血の塊をを取り出すのだが。
開いたところが女性のアソコにそっくりなのだ。
色も、形も、触感もである。匂いがしないのが少々残念ではあるが。
山の中の世間知らずのジジイであるから本物は見たことも、触ったことも、
食べたことも、舐めたこともない、あくまで想像上の話である。
心臓の刺身はレバーに比べて匂いもクセもなく舌触りもよくて美味い。
本体60kg弱にして拳骨大くらいだから貴重な部位だ。
売り上げ少々だが鹿と沢山の野菜をゲット、本日も好日なり。
ありがたい、嬉しい、ツイてる、バンザーイ!

駄文、長文にお付き合いくださいましてありがとうございます。
感謝!















ドヒャー 宇宙船だ~!

2011-01-23 20:14:39 | Weblog
1月22日(土曜日)
朝、枯れた竹を風呂の燃料用にしようと竹薮から引き出してきたとき。
頭上で「ボロロロロロロ、、」短気筒エンジンのような音がする。
そして、何かドでかい気配がしたので頭上を見上げた「何だコリャ」
「宇宙船だ~!」と思ってよく見たら、飛行船だった。
かなり近くをゆっくり飛んでいる、飛行船てあんなにでかいの?
青いお空に浮かぶラグビーボールを伸ばしたような真っ白い風船は優雅だった。
朝からいいもの見たので、ちょい得した感じ。
11時に今日も外飯をする、今日もご機嫌、飯が美味い。
12時半頃、若いお兄ちゃんが「鶏と持ってきました」とやってきた。
「エッ、鶏」「ハイ、社長から持っていけといわれました」
話を聞くと、知人の会社の従業員であった。
その知人はオイラがルーズ○○と呼んでいる男だ。
話はいいのだが、さっぱりあてにできない男なのだ。
昨年10月に会ったとき、鶏を貰ってやると話していた。
その鶏というのは「天草大王」という珍しい鶏である。
私は2度ほど催促はしたが、あてにしていなかった。
年も変わり忘れた頃に突然前触れも無く持ってきた。
その男をルーズ○○から「いつか○○」と呼び名を変えよう。
噂にたがわず天草大王はすばらしい、貫禄じゅうぶんだ。
最大6k700gになり、頭の高さが90cmもなるのだとか。
日本最大の鶏なのだ、番なので増やせそう「むふふ、、」
もうすぐ卵を産み始めるらしい、楽しみだ。
オスもメスも美しい色をしている。見飽きない。
店は暇だけど今日も好日だ~。

天草大王はシャイなのか写真を撮らせてくれない。
姿を見たい人は天草大王で検索してください。










ネコ要らんかね

2011-01-21 20:03:38 | Weblog
朝から何だか調子がイイ、昨晩、酒を控えたからだろう。
で、神仏へのご挨拶を済ませて雑木をとりにいった。
土手の下まで投げ下ろしていたのが残っていたのだ。
軽トラック一台分あった、スイスイ積み込む、今日は快調だ。
戻って、雑木を降ろし、ヤギと鶏に餌を与える。
今日は温かくは無いが、寒くも無い、外で飯を食うことにする。
昨年末から朝食抜きの生活にしてから体調がイイ。
朝食は抜くが、三食きっちりと食べる。
10時半~11時 早昼飯。3時昼飯。7時晩飯の三回である。
テーブルを外にセットして10時半を待つ、待ち長い、腹減った。
じっとしていると寒いので少し着込んで食卓に着く。
メニューは昨晩の残りの、魚の煮付け、里芋と人参の煮物、
白菜と大根のお澄まし(具沢山)、飯大盛り。
今年初めての外飯だ「イヤァー気持ちがいい、最高!」
普通の人が見ればおバカに見えるだろうが、幸い誰も見ない。
もっとゆっくり食べればよいのだが育ちのせいで致し方ない。
食べ終わる直前に電話が鳴った、でると近くの婆ちゃんだ。
「ネコ要らんかね」「ネコは飼われんき要らんばい」
「違う、飾るネコたい」「招き猫かい」
「違う、違う」「押すネコかい」(一輪車のことをネコと呼ぶ)
「違うちゃ、しーろい、ちーさい、あれたい」「いっちょん分からん」
婆ちゃん耳が遠い、電話でも大きな声で話さねばならない。
「ほらぁ、木たい、花瓶にいけようが」「婆ちゃん、猫柳かい」
「そうたい、あんたも鈍いねぇ」「、、、要るばい、貰いに行く」
やれやれ、婆ちゃんにかかるとオイラは鈍い人間にされたぞ。
猫柳を取りに行くと婆ちゃんは蕪とブロッコリーを用意していた。
お返しはうちのお堂にお供えの饅頭とみかんだ、婆ちゃん喜んだ。
久しぶりに花をいける、といっても投げ込みだが、、、。
丁度よい花瓶がないので、時期はずれのガラスに刺した。
お客さんが猫柳を褒めたので残りをあげた、喜んだ。
かくして、今日も好日なり。






「暴飲、暴食、暴仕事」

2011-01-20 19:44:45 | Weblog








妻の実家の隣の家から雑木林を伐採したから雑木は要らんかねと連絡が入る。
「喜んでいただきます」と時間を作って飛んでいく。
初孫が出来たので、孫のため雑木林を切って柿や栗などの実のなる木を植えるそうだ。
樫の木と椎の木ばかりの立派な雑木が沢山切ってあった。
しかも2mほどに小切りしてある。「ラッキー」今日もツイてる。
20mの斜面から数回にわけて、ドンドン投げ下ろす。
土手下まで投げ下ろしたら、田んぼの畦道を20m先の軽トラックまで肩に担いで歩いて運ぶ。
軽トラックに満載したらもってかえる。それを4回繰り返した。
生の雑木は重い、田んぼの畦道は歩き辛い、思ったより疲れた。
右肩がヒリヒリするので服を脱いで見ると赤く内出血していた。
昨年まではこれくらい平気だったのに、今年はあちらこちら痛い。
「なんのこれしき~」たぶん運動不足なのだろう、きっとそうだ。たぶん、、、
「今日は暴飲暴食で気力、筋力、体力の回復じゃーっ、何食おうか?」
そうだ、いただきもののジャンボニンニクがあったっけ。
18日の日に佐賀の唐津の人がうちのお堂にお参りに来て土産にくれたのだ。
その人は専業農家でジャンボニンニクやサラダ牛蒡などを作っている。
市場に出せない規格外品を驚くほど沢山くれたのだ、それがあった。
早速、1cmの厚みにスライスして塩コショウして小麦粉を切り口につける。
それをスキレット(厚手の鋳物のフライパン)でこんがり焼く。
ジャンボニンニクは普通のニンニクよりもニオイが少なく味も薄い。
ホイルで包んで焼くよりも、断然こっちの方が美味いのだ。
スズキのアラ炊き、大根の煮物、鹿のジャーキー、ジャンボニンニク。
贅沢なほどのご馳走、今日も好日、感謝、感謝!
「ありがたい、嬉しい、ツイてる、バンザーイ!」

画像
直径45cmのステンレスのトレイに山盛りのジャンボニンニク、マッチと比べると大きさが分かる。一人じゃ食えないヨ、お裾分けを考えねば、、、、。

貰って帰った樫と椎の木の山。手前の三脚は猪などをさばくときに吊るすもの。