今朝の北陸中日新聞に、原子力安全保安院が審査している志賀原発2号機のストレステスト結果が、8月中にも評価完了すると報じられた。2号機は、事故を起こした福島第一原発と同系の改良型沸騰水型軽水炉(ABWR)だ。原発の安全機構は、原子力安全委員会と経産省原子力安全保安院の二頭立てであったが、福島の過酷事故を防げなかったために、推進の隠れ蓑だったことが暴露されて、8月中にその役割を終える。この消えゆく保安院が駆け込みで評価を終えようとしているのが、志賀原発2号機ということになる。社民党は、この権威が失墜し、安全規制機関たり得ない保安院による評価は、差し戻しにすべきだと主張している。原子力規制委員会と原子力規制庁が、独立した規制機関になるのかすら、厳しい監視が必要な情勢だが、少なくとも、9月に発足するこれらの規制機関が審査をやり直すのが当然のことだ。
それがこともあろうに、ストレステスト評価も途上の段階で、当然ながら電力の公式の再稼働要請がない中で、県が先走って原子力環境安全管理協議会(安管協)を開催し、安管協の下に専門委員会を設置する方針と聞く。北国新聞によれば、それが、明日の午後、抜き打ち的に開催されるのだ。
盛本県議は、この安管協が原子力ムラによって構成されてきており、原発に否定的な立場からも委員を加えるべきことを6月議会でも求めてきたが、機能を発揮していると強弁して、応じてはいない。また、盛本県議は、安管協の開催時期を問い合わせてきたが、調整中としか答えず、今朝の地元報道となって出てきたのだ。情報を隠し、再稼働に反対する県民には抜き打ちで通過儀礼を行う挙に出てきたということだ。
安管協専門委員会といえば、大飯原発3、4号機再稼働判断に了解を与えたご用!ご用!の原子力ムラの住民たちから構成された福井県原子力安全専門委員会を思い起こす。この流れは、谷本知事による再稼働許可手続きの狼煙と受け止める。冬場の電力需要を口実に、年内再稼働を目標地点に置いたと見てよい。一体何が変わったと言うのか。事故の何が分かったというのか。原発が不良債権化することを恐れる電力金融経済界も利益を県民の安全の上に価値づけることに他ならないではないか。
この動きに対し、社民党県連合、さよなら志賀原発実行委員会有志は、県の原子力安全対策室に抗議し、記者会見を開くことになった。午後の安管協の傍聴にも入る。
それがこともあろうに、ストレステスト評価も途上の段階で、当然ながら電力の公式の再稼働要請がない中で、県が先走って原子力環境安全管理協議会(安管協)を開催し、安管協の下に専門委員会を設置する方針と聞く。北国新聞によれば、それが、明日の午後、抜き打ち的に開催されるのだ。
盛本県議は、この安管協が原子力ムラによって構成されてきており、原発に否定的な立場からも委員を加えるべきことを6月議会でも求めてきたが、機能を発揮していると強弁して、応じてはいない。また、盛本県議は、安管協の開催時期を問い合わせてきたが、調整中としか答えず、今朝の地元報道となって出てきたのだ。情報を隠し、再稼働に反対する県民には抜き打ちで通過儀礼を行う挙に出てきたということだ。
安管協専門委員会といえば、大飯原発3、4号機再稼働判断に了解を与えたご用!ご用!の原子力ムラの住民たちから構成された福井県原子力安全専門委員会を思い起こす。この流れは、谷本知事による再稼働許可手続きの狼煙と受け止める。冬場の電力需要を口実に、年内再稼働を目標地点に置いたと見てよい。一体何が変わったと言うのか。事故の何が分かったというのか。原発が不良債権化することを恐れる電力金融経済界も利益を県民の安全の上に価値づけることに他ならないではないか。
この動きに対し、社民党県連合、さよなら志賀原発実行委員会有志は、県の原子力安全対策室に抗議し、記者会見を開くことになった。午後の安管協の傍聴にも入る。