佐藤栄佐久さん講演会に向けて

　地方自治や民主主義を瓦解させながら、一体日本はどこへ行こうとしているのか。政権交代と３．１１以後の新たな社会の胎動は聞こえているのか。多くの市民は、このひどい政治の事態の前で、何を拠り所にできるのか、逡巡する日々に違いない。私たち有志は、実行委員会を組織して、「闘う知事」として名をはせた前福島県知事佐藤栄佐久さんを金沢に招く。

　さっきも、郡山の佐藤さんと若干の打ち合わせで電話話をさせて頂いた。「国会中継を見ていましたが、本当にひどいことになっていますね。」トーンは穏やかなだけ、政治の劣化に心を痛めておられるのがよくわかる。国会は、もっとも質の悪い意味で政治の典型と化し、権力を巡る政局の綱引きに終始している。しかも、その裏で、延命のための取引きの存在がささやかれている。

　政治とは何か。来し方から何を学んで、どうこれからを変えていくのか。福島原発過酷事故を軸に置きながら、佐藤さんの哲学と経験知から、私たちも深く思索したい。そのための講演会を開催する。サイト「森かずとしの直球勝負」トップページに詳細を掲載している。拡散にご協力願いたい。