森かずとしのワイワイ談話室

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お医者さんの前で普天間問題と憲法を語る

2010-08-10 10:55:59 | 平和のために
 議員をやっているといろんな機会が訪れるものだ。医療者9条の会の年に一度の憲法学習会の講師に依頼された。テーマが普天間基地問題だ。医者の面々を前に講演するのは、初体験になった。ホームレス支援の夜回り活動と人体の不思議展を質問したことが、ご縁になったようだ。

 一時間の持ち時間の中で話した骨子をレジュメを転載してご報告しておく。


「普天間 沖縄連帯から世界連帯の時代を」
                                   2010.8.9
                            金沢市議会議員 森 一敏

はじめに
 悲しみをもって振り返る 参院選の全国的争点とはならなかった普天間基地問題

1.沖縄の心に学ぶ
・私の沖縄体験から
・故遠藤幸三医師『青年医学徒の沖縄戦回想記』(金沢市民文学賞受賞作品)と大田昌秀
・沖縄県民が私たちに提起しているもの
  名護市長選挙、辺野古、高江の非暴力直接阻止行動、県民大会・人間の鎖行動、7.11  参院選 そして・・・名護市議選、県知事選挙へ


2.事実は雄弁に語る
・米軍再編とグアム環境影響調査
・戦後の辺野古沖基地建設計画
・「抑止力」の実態と軍拡エスカレーション
・米国内にある「不都合な真実」


3.国際的・民際的に名誉ある地位を
   ー軍事安保の呪縛からの解放を展望してー
・アメリカの反基地連帯
・前提が崩れた日米安保体制から日米平和友好条約関係へ
・「非武の島」沖縄の国際平和貢献構想
・哨戒艦天安号沈没事件に対する韓国市民民主化運動の見識
・韓国市民から提案された東アジア平和共同体構想
・世界規範化する憲法9条


4.私たちは何者と対峙するのか
 新安保懇中間報告「武器輸出解禁」「非核三原則緩和」
 核武装論 排外ナショナリズム 復活する新自由主義
 施行された憲法改正国民投票法
国会において後退した平和人権勢力
「第4の琉球処分を許すのか」の問いが指し示す日本の針路 
 国境を越えた新しい共存の安全保障を我々の人間的な生存の基礎とする世論を

 
 講演後も一時間熱心な質問や意見が交わされた。私にとっても有意義な機会になった。

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