森かずとしのワイワイ談話室

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何を恐れるのか?北陸電力が社民党国会議員調査団を拒否回答!

2012-09-03 23:55:55 | これでいいのか金沢・日本そして世界
 志賀原発直下にある活断層の再調査問題が、引き続き大きく報じられている。私たちの街頭演説も連日この問題を採り上げている。今日は、社民党県連合の常任幹事会と議員団会議が開かれたが、そこで、県連合の要請を受けて社民党全国連合が、福島党首と渡辺満久教授をはじめ、我々県連合役員による国会調査団の受け入れを求めたのに対し、北陸電力東京支社副社長が、これを拒否したという報告がなされた。明日、地元紙にも報じられるだろう。
 その理由はあまりに率直だが、開いた口がふさがらない。「原発推進ではない方々の視察はお断りする。」というものだ。原子力利用の基本にある「自主・民主・公開」の大原則を踏み外し、根深い隠蔽体質が露わになった。臨界事故隠し以降の「透明性」とはこんなものだったのだ。北陸電力は、「納得のいく再調査結果が出せる。廃炉はあり得ない。」と豪語してきたはずだ。何を恐れるのか。再調査の意図と質が予見される。

 社民党県連合は、全国連合と連携して、この不当な対応を広く批判し、抗議行動を執っていくことを申し合わせた。
 羽咋市役所では、北電と拒否権付き安全協定締結を求める議会請願が市議会で棚ざらしになっていることに抗議し、テント座り込み行動が始まった。住民が自らの命と暮らしと将来の安全を守るため、自ら立ち上がる。

(以下 6日補筆)
 現地の状況が伝えられる。座り込みは、議会に対する抗議行動だ。やむにやまれぬ思いは共有できる。ただ、議会内では、社民党の藤井議長、浅野市議が請願審査採決の手続きを履行するよう動いていると聞く。山辺市長は、安全協定の締結を強く北電に求めてきた人だ。10月初旬に市長選を控え、反山辺派はこの市役所前での座り込みを逆利用して市長攻撃を強める懸念が生まれてきたという。
 同様に、北陸電力前で行われてきた「包囲行動」も地域住民から共感を得られていないとも聞く。
 脱原発と安全管理のたたかいは、流動する情勢と複雑な地域社会の関係性のなかで、熟慮も要求されるのだ。
(以上 6日補筆)
 

 県民エッセイスト剣 智さんは、私に次のように怒りの文章を寄せた。転載する。

「不安院」

 原発直下に地盤をずらす「断層」があっても原発の運転を一律に禁止しない、
継続の可能性を残す、そんな新基準の導入を保安院が検討しているんだとさ。

怒りを通り越して笑ってしまう。
手を替え品を替え、ようやりますなあ。

これじゃあ、仲間が負けそうになったら、地面に書いた土俵をサッと大きく書き直す子どもの相撲ごっこだ。

だから言わんことじゃない。再調査の指示なんて「お芝居」だったってことだよ。
廃炉に向けての第一歩、などと甘い期待を抱く方が「お人好し」過ぎるってことだよ。


政府は核兵器開発能力の温存に血道をあげているし、原発パテント料がかかっているアメリカは
廃炉を阻止するために暗躍しているだろうし、この構図がある以上、簡単に脱原発となるはずはない。

市民との会談でゼロ回答は当然すぎるほど当然だろう。
怒りの会見などやる暇があったら、政権打倒に向けての連携を強固なものにすることだ。

ジャパンハンドラーの手中にあるこの国のメディア、政界、官界、それに右へならいする労組。
これらをそのままにして選挙を何度やろうとも同じことの繰り返しだ。


「脱原発」が次の選挙の争点と言われている。
しかし、「アメリカからの独立」「真の民主化」がなくては「脱原発」はあり得ない。
「独立運動」を起こさない政党は所詮、赤坂党でしかなく、また国民の資産をせっせとアメリカに運ぶに違いない。


それにしても原子力安全委員会だの保安院だのは本来、蟄居謹慎しておらなきゃならんのじゃないか。
新しい組織ができるまでは発言の権利があるのだとする態度には国民の多くは納得できない。

建屋で水素爆発が起きた日の午前には「総理 原発は大丈夫なんです 原子炉は構造上爆発しません」と述べていた
最高責任者は現在もその地位にある。彼は明らかに不適格な人間であり、即刻更迭すべきだった。
そのまま居座っているということは今後人は入れ替わっても、実体は何も変わらないということだ。

やがて新組織ができるという。
しかし、看板がリニューアルされるだけであって、おそらく事故に対する不安は解消されることはない。
温排水による環境破壊、気候に及ぼす影響は議論されることすらないだろう。



そして、福島の事故など遠い日の出来事にされてしまう。




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