大福の誕生日。
「欲しいものはなに?」
──と、事前に考えておくよう言っていました。
予算は5000円。
最終的に選んだのはゲームソフトでした。
そうねー。
うん、分かるよ。
かーちゃんが子供の頃はゲーム機なんか買ってもらえなかったので、ゲームソフトが欲しい、という以前の問題でしたが。
ゲーム機のある子たちは、色んなゲームソフトを持っていましたしね。
大福の友達は、普段のゲーム時間に規制がない子が多く、我が家の様に1日1時間と決まっているのは珍しい方。
しかも、その友達によっては課金するのも当然だったり、普段から色んなゲームソフトを買ってもらっている子もいます。
故に、こういう時しか新しいゲームを手に入れることができない大福が「ゲームソフト」が欲しがるのもよく分かります。
ただ、もったいないと思うのは、1本のゲームのやり込み具合が私達に比べてめちゃくちゃ少ない。
やり込み要素はあると思うのですが、最後までやる前に飽きてしまったり、一度クリアしたらもうやらないとか…なにそれ、もったいないすぎる。
私たちがバイオハザードや鬼武者やエースコンバットをしたときは、何度もクリアして、何度もミニゲームをして、アイテムなんかもコンプリートしまくったのに。
8000円程するゲームソフトを飽きるまでやったもんですよ、えぇ。
飽きやすい性格というのもあるのかもしれませんが、大福はそういう“やりこむ”という事を全くしない。
お金をかけてゲームソフトを買っても、ちょっとやったらやらなくなる…とか、もう、もったいなくてしょうがないんですよね。
「やらないんだったら売っちまえ」というのですが、それはどうも嫌なようで…。
今回の誕生日プレゼントも予算内でゲームソフトを2個、選んできました。
本当は、ソフトの方が後々売ることができるので良かったのですが、金額がダウンロード版より少し高めなんですよね。
なので、ソフトで買ってしまうと予算をオーバーしてしまうんです。
そんなわけで、ダウンロード版を買ったのが「プログラミング」と買う予定の「good job」。
ネットを契約しているサイトでポイントがたまるので、そのポイントをニンテンドースイッチで使えるポイントに交換して、これを買いました。
更に、もう一つ希望していた「good job」は、ちょうど、ネットを契約しているサイトで今月中に長期利用ポイントが付与されるので、それが付与されたら、再びポイント交換してダウンロードする予定です。
便利と言っちゃぁ、便利ですが。
この便利さ故に、大福はちょっと悲しい思いがあったようです。
それが…。
大福 「なんかさー、“プレゼント”っていう“物”が手元にないっていうのが、なんか悲しいっていうか…嫌っていうか……」
──だそうです。
確かにそう。
“プレゼントをもらった”という“実感”って大事だよね。
でも、そこに気付いただけでも、価値観としては良かったと、かーちゃんは思います。
これから先、“物”の実感がないまま買い物をする事が増えると思いますからね。
そういうのが“当たり前”になっていく中、とても大事な価値観と感情を忘れないでほしいものです。
何はともあれ…。
誕生日おめでとう、大福!