家に仏壇があるわけでもありません。
お墓に行ったこともありません。
故に、教えたわけでもありません。
しいて言うなら、毎年、神宮に行っていることくらい。
なのに、時々、こーいうことするんです。
初めてしたのは、旦那が肘を骨折し入院している時。
ナースステーションに飾られているガラスでできた置物。それも、サンタクロースがソリに乗っている置物に、ふと手を合わせたんですよね。
自然の美しさや、元旦のご来光に思わず手を合わせるご老人のように、綺麗なガラス細工に手を合わせただけなのか…。
それとも別の何かが見えていたのか…。
場所が場所だけに、ちょいと考えてしまいます。
しかも、この猫の置物(貯金箱)、伊勢神宮で初詣に行ったとき(大福が生まれるずーっと前)に、旦那がおかげ横丁の福引で当てたもの。
やっぱりなんか見えるのかなぁ…。
隣で横になっていた私に、
「かーちゃん、起きてー」
──と言ったかと思うと、同じように隣に座らせ、この“拝み”をしろと強要。
いや、ある意味、“逆教養”されたのかな…。
ま、でも、なんかこういう姿は嬉しいものですね。