里山悠々録

里山の家と暮らし、田んぼや畑、そして水墨画のことなどを記録していきます

タケノコ今年は表年か

2024年05月07日 | 山菜

孟宗竹のタケノコの収穫が続いています。


今年は4月20日頃から出始めました。
異常に早かった昨年ほどではないものの例年より1週間ほど早いようです。
但し、採れ始めのタケノコは竹藪から外れて出ることが多く品質的にはイマイチなので、4月25日過ぎからが本番。
ピークは過ぎたようですが、タケノコも出る場所によって早晩あるため、20日間以上採れ続けます。
4月中旬以降気温が高く雨が少ない天候ながら順調に採れています。
今年は表年と言われていますが、確かに当たっているように思えます。
小生がまともに田んぼの作業とかち合っているため専ら助っ人が採っています。
それでも、早朝に竹林を少し見回ってみました。結構良いものが出ています。


良いタケノコはこのように根元がどっしりと太く軟らかそうなもの。


タケノコ掘りも力任せに掘れば良いというものではなく、要領があります。
タケノコの根元には僅かながら反りがあるので、表面の土を少しどけ反りの内側から鍬を入れます。このタケノコなら左手前。


反対側から鍬を入れたのでは一発で綺麗には掘れません。
当地にもイノシシが出没するようになって以来、被害が甚だしくなりました。
タケノコが出る前から食い散らかし、人間がタケノコを掘る頃はイノシシのお零れ頂戴と言った有様に。
ところが状況が変わったのは3年前あたり。
イノシシの侵入が無くなったわけではないもののはっきりと被害が少なくなりました。
今年はより少ないようです。
野生のイノシシが少なくなったのは豚熱(豚コレラ)が発生したからではないかと言われています。
タケノコに限らず他の田畑への侵入も減少しました。
真偽のほどは分りませんが、この程度で推移するならやむを得ないかもしれません。
我が家で一番良いタケノコが出る辺りから採れてきました。


地力があるためか見えている部分よりはるかに深くから伸びています。


しかし、タケノコが沢山採れれば処理しなければなりません。
昔は、親戚、知人に多数配ったものです。遠方には宅配で送りました。
しかし、今は生のタケノコを下手には配れません。手間が掛かりゴミが出ると嫌がられます。
したがって、採るのは良いタケノコだけ。このような悪いものはその場で踏み倒します。


伸びすぎたものも同様。これくらいが限度でしょう。


もっとも掘ったタケノコは時間が経てば鮮度が落ち味も落ちてきます。直ちに茹でるのが一番です。
助っ人も採ったタケノコは即茹でるようにしています。


親しい方に配るのは専らボイル済みのタケノコ。
これなら手間いらずで美味しいタケノコが味わえるので喜ばれます。