里山悠々録

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2回目に播いた春ホウレンソウを穫り始める

2024年05月23日 | 畑:葉菜類

2回目に播いた春ホウレンソウを穫り始めました。
3月早々に我流の省力早播きをした春ホウレンソウはほぼ穫り終わりました。
まずまずの生育で5月早々から穫り始め、まだ僅かに残っています。
これが「キングほうれん草ボーカル」。


元来濃緑な品種ですが、葉が少し黄ばんだものがあります。
そもそもが強粘土質で酸性土壌のため石灰で矯正しても酸性に敏感なホウレンソウは生育後半にこのようになることがあります。
2回目に播いた春ホウレンソウは早播きと同様トーホク種苗の2品種で、こちらが「スプリングほうれん草」。


4月11日の種播き。当地の春播き標準範囲です。1ヵ月ほど不織布をべた掛けしていました。
種播き40日余りで穫り頃になってきました。


酷いごろ土でした。薄播きにし間引きはしていません。
この品種はもともと葉色が明緑色のホウレンソウですが、今年は何時もより葉色が濃い。


これは土が乾燥しているためです。
当地は4月下旬から雨不足。他で纏まった雨になった時もほんのお湿り程度。
本来この品種はもっと柔らかい感じになります。
穴が開いたような不自然な葉がみられます。虫食いではありません。乾燥の影響ではないでしょうか。


こちらが「キングほうれん草ボーカル」。


この品種は元来春ホウレンソウとしてはがっちりタイプ。
今年はその傾向がよりはっきりしています。


葉が濃緑色で、春ホウレンソウらしくない肉厚。それが際立っているのはやはり乾燥の影響でしょう。


過乾燥の状態が続き葉の艶がなくなってきています。


春ホウレンソウというと軟弱なイメージですが今年の春ホウレンソウはちょっと趣が異なります。
とは言えまずまずの出来で、春ホウレンソウの収穫は途切れずに出来ています。
こちらは3回目に播いた春ホウレンソウ。


品種は大分昔に作った「サンライト」。
たまたま種を見かけたので懐かしくなり作ってみようかと思ったところです。
田んぼ作業の合間を縫って5月早々の種播き。
不織布を一寸めくってみます。雨が極端に少ないため灌水したものの発芽も生育も不揃いです。


春ホウレンソウはこれが最後。収穫が途切れるかもしれません。