里山悠々録

里山の家と暮らし、田んぼや畑、そして水墨画のことなどを記録していきます

遅穫りのカボチャは少ないながらも着果、整枝は軽く

2023年09月16日 | 畑:果菜類

遅穫りのカボチャは少ないながらも辛うじて着果しました。
冬至カボチャにする貯蔵用です。
品種はサカタのタネの「雪化粧」。
7月1日に種播き。半分は古種で生育の悪い株があり、結局有効なのは数株でした。
しかも、尋常でない炎天下では容易に実が留まらないだろうと半分諦めムード。
それでも取り敢えずは親蔓と子蔓2、3本を適当な間隔に誘引しました。


主枝から出たわき芽は搔くのが本来のやり方です。
しかし、葉は小振りで色も淡く勢いがありません。
そこで半放任にして、実が留まるかどうか様子を見ることにしました。
もし実が留まればその枝を中心に整枝を考えることにしたのです。
適期の栽培なら1番果は10節から15節くらいに留まります。
しかし、もともとこの時期は北海道や高冷地でないとまともに雌花は咲きません。
どういう訳か1株だけ8月15日頃に15、6節目に着きました。これがその果実。


さらに8月20日頃、20節くらいに3株着きました。


比較的揃っています。


計4個がまずまず順調に肥大しています。


その後、2、3個着果したかに見えましたが、最後に留まったのはこの1個。


他はこのように全て落果、以降は雌花も見えません。


整枝については、葉が小さく殆ど放任でも良さそうでした、
出来るだけ多くの葉を活かすよう、このような混んだところだけ間引くように摘芯しました。


この程度の量です。


特に実の着いている節のわき芽は伸ばすようにしました。
結局のところ、実質1株1個の着果となりました。
「雪化粧」は貯蔵性の高い白皮系ですが、成熟するまでに色合いが少し変化します。
この時期ははほぼ純白に近い。
近3年の遅穫り用のカボチャの実績は0個、3個、6個。
今年の普通栽培の九重栗カボチャは3番果まで全て穫り終え、結果は上々。
残すはこの遅穫りのカボチャ。
酷暑の夏で半分諦めかけていましたが、冬至カボチャ数個は何とか確保できそうです。