里山悠々録

里山の家と暮らし、田んぼや畑、そして水墨画のことなどを記録していきます

九重栗カボチャの3番果を完熟で纏めて穫る

2023年09月14日 | 畑:果菜類

完熟したカボチャの3番果を収穫しました。
品種は九重栗EX。


今年のカボチャの仕立て方は少々変則。
親蔓と子蔓の2本仕立てと3本仕立ての組み合わせとなりました、
したがって、開花は綺麗には揃わないので1週間くらいのずれがあります。
1番果を着けた後、2番果、3番果と着けるよう蔓を伸ばしています。
1番果は8月上旬までで全て収穫、2番果は8月26日に纏めて収穫しました。全て完熟果での収穫です。
主枝の長さは10mを越えています。
伸ばした主枝のわき芽は全て掻くのが基本ですが、最終盤は半放任です。
さすがに雑草が伸び、老化した葉も目立って来ましたが。ここまで来れば問題ないでしょう。


この辺りが3番果。株元から6、7mの位置です。今年は非常に着果が良い。


7月20日過ぎくらいの開花が多い。
3番果の先には10枚以上の葉を付けからてピンチしています。
末成りの未熟なカボチャがまずいのは当然です。
3番果でも健全な葉が十分あって完熟すれば確実に美味しいカボチャが穫れます。
完熟果の収穫の目安は開花してから45日としています。
今年の夏は異常に気温が高く、平均気温で7月は平年より3℃、8月は4℃余りも高い。
したがって、積算温度を確認してみると、今年は40日までには完熟に達しています。
この果実は早くに実が留まり、7月20日には着果を確認しています。


2番果を穫る段階ですでに軸の変色やひび割れが出ていました。
この辺りが7月20日頃の開花。


8月に入ってから着果を確認したものは全て摘果しており、残っている果実は全て7月中に着果したもの。


すでに全て完熟日数を越えています。
完熟がいいとは言っても、放置すればかえって劣化しやすい。
一斉に纏めて収穫します。

右から開花後50日超、45日超、40日超と言ったところ。大半が2~3㎏です。


昨年の3番果もよく穫れましたが、今年はそれ以上。
これは残っている2番果。


今2番果を盛んに食しています。ホクホクの栗カボチャです。
まずは2番果から劣化する前に消費しなければなりません。
今年の九重栗カボチャは出だしは躓きましたが、想定以上の結果オーライとなりました。
冬至カボチャ用の遅穫りカボチャについては、後日。