里山悠々録

里山の家と暮らし、田んぼや畑、そして水墨画のことなどを記録していきます

今年の干天はオクラの生長にも影響したか

2023年09月09日 | 畑:果菜類

当地、台風がらみの豪雨は免れて大事にならず過ぎ去りそうです。
被災された皆様にはお見舞い申し上げます。
今、オクラが盛んに穫れています。7月20日頃から穫り始め8月に入り最盛期に。
これは5月17日に直播きしたもの。
畝間150㎝と広めで黒マルチ、株間30㎝で1カ所5粒播きしました。
条間、株間とも20数㎝間隔に支柱を立て、茎を適当に振り分け誘引。
それから外れたものは根元から切り間引きました。
過去2年間密植栽培を試し、昨年の株間は20㎝。
密植栽培はオクラの欠点である莢の伸びすぎを抑え草丈も抑えて増収効果があるとされます。
2年間の経験ではハッキリした効果は分からないものの本数が多い分収穫量は多くなる、という結論でした。
オクラは茎葉が大きくなるので、今年は作業性を考え間隔を少し広くしました。
昨年から比べると茂り方がさほどでありません。


間隔が広くなったからだけでなく、葉自体が例年より小振りです。
特に新しく展開した葉ほどはっきりと小さくなってきました。
オクラは収穫が終わればその下の葉は搔いていくので下方の空間が広くなってきます。
今年は搔き方を少し抑えぎみにした方が良さそうです。
品種は2品種で、これが「五角オクラ」。


こちらの方が先に穫れ始めました。
今年は異常に気温が高いので、莢も例年より急生長するかと思いました。
しかし、意外にそうでもなさそう。


助っ人も例年と変わらないと言います。むしろ穫り遅れは少ない。
草丈の伸びも例年ほどではありません。と言ってもすでに人の目線くらいですが。


気温の割には例年に比べると全体的にスマートな印象です。
やはり降水量が極端に少なかった影響でしょう。
これが「早どりオクラ」。


名前とは逆にこちらの方が数日遅く穫れ始めました。
草丈も初めこちらが低かったものの今は大差ありません。


穫れ具合もあまり変わらないようです。


莢はこれも五角ですが、色ははっきりと濃い。


右が「五角オクラ」、左が「早どりオクラ」


そもそもオクラは高温性の作物なので今年の暑さも何のその、乾燥にも強いはず。
しかし、今年の干天はオクラの茎葉の生長にも影響しているようです。
茂りすぎても持て余しますが、スマートすぎるのも長持ちしないでしょう。
ここに来て十分過ぎるほどの雨がありました。さて、これからどうなる。