里山悠々録

里山の家と暮らし、田んぼや畑、そして水墨画のことなどを記録していきます

タマネギを長期貯蔵に向け本格乾燥

2022年06月24日 | 畑:土物類

過日、タマネギを一斉に収穫し、取り込みました。
中晩生種の「ネオアース」。今年は納得できる豊作です。
5月10日くらいから穫っていますが、この品種の最大の長所は長期貯蔵。
「ネオアース」1品種で来春まで食します。
収穫時は濡れた土が付いており、作業場の下屋に広げて10日余り放置。


例年より長く陰干ししました。
貯蔵中に腐れが出ないようにしっかり乾燥する必要があります。
乾燥不十分なまま沢山詰め込んでしまうと、貯蔵中に腐れが出てしまうことが多い。
我が家で行っている乾燥法は2通り。専ら助っ人がやってくれるので助かります。
一つはごく一般的に行われている吊しによる乾燥。


8~10個のタマネギを、茎を2、30㎝付けてひもで縛り竿に吊します。


少々雑然としていますが、雨に当たらず風通しが良いので、毎年ここに吊しています。


この方法は必要な資材もいらないのでやりやすい。
ただし、大玉は吊しているうちに重みに耐えかねて落ちるものが出てきます。
この程度の中玉を中心に吊すのが無難。


そこで行っているのがもう一つの方法、かご形のコンテナに並べる乾燥です。


近年は、こちらをメインにしています。
こちらも周りは雑然としていますが、空きスペースを確保。


この「ネオアース」は大玉の比率が高い。
今年は、例年にもまして大玉が多いようです。例年多少は出るクズのような小玉が殆どありません。


乾燥の目安となるのは茎と根の部分で、ここがしっかり乾くこと。
かご形コンテナの下に空間を設けることで、上下から乾燥させます。


コンテナには出来るだけ重ねず並べるようにします。
500g級の特大玉が相当数あります。


ちなみに超の付く特大玉を計ってみました。中玉3個分あります。


大玉は貯蔵性が良くないと言われますが、必ずしもそうでもないようです。
近年はあまり気にせず食してはいるものの、特大玉は前半に消費するつもりでいます。