里山悠々録

里山の家と暮らし、田んぼや畑、そして水墨画のことなどを記録していきます

春ダイコンが穫り頃になる

2022年06月11日 | 畑:根菜類

春ダイコンが穫り頃になってきました。
種を播いて間もなく2ヵ月。数日前から穫り始めました。


種播き後、マルチの上から不織布をべた掛け。
べた掛けは1ヵ月以上、ダイコンの葉で持ち上がってからもしばらく掛けていました。


今、穫っているのはトーホク種苗の「春の都」。
「春の都」は発芽も良く順調に生育しました。揃いも良い。


晩抽性品種とはいえ、春ダイコンは常にトウ立ちの心配があります。
例年、この時期になると多少はトウが伸びてくる株が散見されます。
それが、昨年はありませんでしたが、今年も全くありません。


長期の不織布のべた掛けが良かったのか、確証はありません。
昔のように無理な早播きやトンネル栽培をしなくなったことが大きいのでしょう。
根の太りは良さそうに見えます。


少し小振りなうちから穫り始めましたが、ここ数日で一回り太ったようです。


こちらが「新春蒔き総太り」と言う品種。


どういう訳か発芽も生育もはっきり悪いところがあります。


左の株は根の太りが悪いのが分ります。


昨年も一部作り、遅めながらもさして問題なかったのですが。
この辺りは遅れてはいるものの結構太っています。


品種の違い以外に思い当たる節がありません。今さらどうしようもないので成長したものを穫るだけです。
「春の都」を穫ってみました。


春ダイコンなので長さは短めですが、綺麗で太りも悪くありません。
しっかりとした青味が引き立ちます。
春ダイコンでも青首でないと生食ダイコンにあらずの時代になってしまいました。
大根おろしで食べてみました。瑞々しく甘い。
昔の春ダイコンと言えば細身で辛味が強い「時無し大根」。
少々辛味のある方が好きな小生が、あの味が懐かしいなどと言うと一笑に付されます。