里山悠々録

里山の家と暮らし、田んぼや畑、そして水墨画のことなどを記録していきます

トマト連続摘芯栽培'22~厳しいスタートでの誘引

2022年06月14日 | トマト連続摘芯栽培

今年のトマトは厳しいスタートとなりました。


6月は連日の雨と低温。不織布の覆いを外して間もなく、酷い強風。
これは芯が折られてしまいました。しょうがないのでわき芽を伸ばしているところ。


さらに土砂災害警戒情報がでる大雨にも見舞われ、泥の跳ね上がりが酷い。
植付け時から花芽の揃いが悪かったので、出来るだけ花芽の進み具合が揃うように配置はしたつもりです。
今も生育は大きくバラついています。そんな中、連続摘芯栽培をスタートしました。
この辺りは植付け時にすでに2、3花咲いていたところ。


第1花房が本葉7枚で着いていました。ところが第2花房は本葉5枚出て花房です。
普通なら本葉8枚で第1花房、本葉3枚で第2花房と規則正しく着くことが多い。
それでも、何とかそれなりの樹勢を確保できました。
第1花房は3個に制限しています。
第1花房までは通常の1本仕立てと変わりません。変わるのは第2花房からです。
1本仕立てではわき芽は全て搔きますが、連続摘芯栽培では花房直下のわき芽を搔かずに伸ばします。
1本仕立てをすると分ると思いますが、順調に生育したトマトの花房直下のわき芽は非常に強い。
放置すると主枝を負かすくらいになります。
このように2本枝が立っている状態になります。左の枝が主枝で右の枝がわき芽。


この株は少し進んでいる方で、第2花房は開花が終了し間もなく第3花房が咲き始めるところです。
自然の状態でも、むしろわき芽の方が上に立っています。


この第2花房直下のわき芽を支柱に誘引してやります。
そうすると、もともと主枝だった第2花房と第3花房が着いている枝は、さらに斜めを向きます。


この枝は第3花房の先の葉2枚を付けて摘芯します。この枝が第1基本枝になり、後に捻枝されます。

別の株で。第2花房直下のわき芽を支柱に誘引しました。


連続摘芯栽培では花房数が多くなるので、樹勢を強めに保つことが必要です。
これでは樹勢が少し弱いのですが、成り行きを見ながら付き合っていくことになります。

このあたりは植付け時に蕾がまだ小さかったところ。


植え穴に水をやる必要は全くなかったのですがミスして他と同じように水をやってしまいました。
こちらは第1花房が本葉9枚か10枚でようやく着いています。


第2花房は本葉3枚で着いています。ようやく間もなく開花が終了といったところ。
さすがにこれでは樹勢が強すぎます。何とか調整していくしかありません。


第2花房直下のわき芽を搔かず支柱に誘引しますが、まだ小さいのでもう少し伸びてからやります。
前途多難なスタートとなりました。山あり谷あり、まだまだ先は長い。