里山悠々録

里山の家と暮らし、田んぼや畑、そして水墨画のことなどを記録していきます

ナスに廃材を利用した誘引支柱を立てる

2022年06月21日 | 畑:果菜類

これまで、ナスには株ごとに1本の支柱を立てています。
枝葉が伸びてきたので、廃材パイプを利用した誘引用の支柱を立てました。
6月に入り天候不良が続き、生育は良くありません。


昨年の今頃は、好天で生育が進み収穫が始まっていました。
品種は中長なすの「くろべえ」。
土砂災害警戒情報が発令された大雨のダメージが大きく下葉の枯れもあります。
一番花の多くが実を着けていません。


樹勢も弱い。一番果は着かなくてかえって良いのかもしれません。
支柱を立てる前に、わき芽の整理をします。


仕立て方はごく一般的な3本仕立て。
一番花の着いている親の枝と、そのすぐ下のわき芽2本を伸ばし3本を主枝とします。
他のわき芽は全て搔きます。


例年ならもっと強いわき芽になっていますが、今年はわき芽も弱い。
いつも誘引支柱を立てる頃にはもっと茂っています。
次に支柱を立てます。
様々な誘引法を試しましたが、最も簡易なこの方法が定着しました。
全て古いパイプハウスを解体した時の廃材を利用します。
まず植えられているナスの両側に適当な間隔でパイプ支柱を立てます。
支柱は心持ち上の方が少し広くなるように打ち込みます。


これは生育途中に上方を広げることも可能です。
この支柱に、横に直管パイプをフックバンドで止めていきます。


このようにフックバンドは完全に止めず、簡単に動く状態にしておきます。


この状態で、横パイプが落ちることはまずありません。
枝が伸びるのに合わせて、この横パイプを上げていきます。


フックバンドはそのままの状態で下から軽く叩くだけで簡単に上がります。
殆どの場合、枝はパイプに誘引止めしません。


誘引止めしなくても枝がパイプに密着し、あまり動かず垂れ下がりが防げます。


今年は株が大きくなる前に誘引の態勢が整いました。
皮肉にも梅雨入り宣言後に晴れて気温が上がってきました。挽回してくれれば有り難い。