
きたないガラスでごめんなさい

部屋の中から そらが見つめるのは

ベランダで自由の身のmomo
ふたり揃って出す気にはなれないのです
この狭いベランダで いつものようにトムとジェリーになったら・・オソロシスギマス


とはいえ ベランダに出たがるのは momoだけで
そらは 内弁慶中の内弁慶 おまけにビビリときています~


な~んて言ってる間に momo ちょっと 身を乗り出しすぎ


そっと近づく間も 鉢植えの隙間くぐって 奥へ奥へ行ってしまうよ

どうやら 鳥に気がいっているようです


ひゃっ momo もうやめて~

このあと すっかり外側に出てしまったmomoは いきいきとしたいい顔でしたが・・
撮ってる場合じゃな~い


手を引っかかれ

満身創痍の捕獲劇


そうしていつもの箱入り状態にすれば
箱入りに育てたつもりのない おねぇちゃん のベッドの上で
そりゃそうだ ご機嫌斜め顔で睨んでる

ところがこの直後のことでした
ワクチン接種に連れていくため そらをバスケットに入れた瞬間
ものすごい勢いで階段を駆け降りてきたmomo
その心配そうな顔ったら・・・
そもそもそらは このバスケットに入る常連でしたが
momoは ついこの間まで あのバスケットの意味を忘れていたのかもしれません。
思い出したばかりだから きっと心配してるんだ

きっとそうだ

親バカ丸出しで ひとり感動

「大丈夫だよ momo そらは病気じゃないからね すぐにかえってくるよ」
玄関のドアが閉まるまで じぃっと見つめるmomoの真剣な表情にまたウルッ

今 思い出せば 写真を撮るなど失礼に感じるほど momoの目眼差しは まっすぐにわたしを射抜いていました
ホントは バッテリーが未充電で・・・


momo姐 さっきは心配してくれてありがとう
心配にゃのは アンタの体重よ 6キロ台ってありえないから~
という会話がされたのかどうか・・・
帰ってきたそらを見たmomoは やれやれといった顔でした・・いつも通りに
