照る日曇る日 第1933回
「恒久平和を実現するための非武装中立論」という副題がついているように、改めて原点に戻って、日本国憲法の前文と第9条が定める通りにやってみませんか、という新規巻きなおしの提案の書である。
具体的には日米安保条約を廃棄して、すべての米軍基地を撤去し、米軍には撤退してもらい、自衛隊は廃止して隊員全員を防災と国境警備を一元管理する「防災平和省」に移籍し、防衛省は「防災平和省」に改称するというもの。
現在の、米国の奴婢と化し、夢も希望も無いニッポンよりは、精神的にも健康で、大変よろしいんではないでしょうか。
コスタリカを再三訪問して、その先進的な知見に学んだ憲法原理主義者の終章が非常に興味深い。
「やれやれ」とあらゆる矛盾を呑みこめばすべてが無かったことになってしまう 蝶人