蝶人物見遊山記第384回&鎌倉ちょっと不思議な物語第464回
これまもうとっくの昔の6月29日に終わってしまった展覧会だが、タイトルが魅力的なので無理して滑り込んだ。
「鎌倉の廃寺」といえば貫達人氏の「鎌倉廃寺事典」という名著があり、私は昔から本書の手引きで北条一族による暗殺暗黒都市のあちこちを探訪したものだが、いまでも「廃寺」と聞けばドドンパ娘の黒い血が騒ぐのである。
本展ではかつての鎌倉郡家(今の御成町)の北側にあったといえあれる「千葉地廃寺」、かの有名な「永福寺」といまは誰も見向きもしない「勝長寿院」、源頼朝ゆかりの「法華堂」と我が家のすぐそばにある「大慈寺」跡、さらには「西方寺」、「仏法寺」、「多宝寺」、「無量寿院」、「東勝寺」、「釈迦堂跡」、「一乗院」、「慈恩寺」、「太平尼地寺」、「鶴岡八幡宮」まで数多くの廃寺の遺跡、遺構、遺品を並べて後学の手引きとなさしめているのであったあ。
7月の息子の工賃は3314円ハンコを押して事業所に戻す 蝶人