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木枯らし

2005年12月22日 | Weblog
今日の東京地方は曇り時々晴れ。そして、木枯らし。。。

今日はお昼頃から風が強くなり、寒さも増してきたように思います。
そんな中、今日は大手町から三越前まで徒歩にてお出かけしてきました。

ちょうどランチタイム時を外した時間帯、会社を出て、いつもは永代通りを通っていたのをサンケイビルの横の通りを通っていきました。すると、、、なんと近いこと!これまで如何に自分が遠回りをしていたか、そして、今までかなり徒労していたことに気が付く。そして、こんな寒い日だからこそ、その恩恵に有り難味を感じました。

さて、今日は何をしに三越前に行ったかというと、、、三井記念美術館に足を運びました。ちょうど会社から招待券をもらっていたので、完成したばかり?!の三井タワーへ。

すると、裏口から入ってしまったのか、荘厳な趣を感じるホテルロビーを通過。「ん、これは何ホテル?」と思いきや、マンダリンオリエンタルじゃないですかっ!さすがは名門だけあって、どことなく良い意味での重たさを感じました。

マンダリンオリエンタルの玄関を通り抜け、いよいよ三井記念美術館へ。ご年配の方が多く見うけられる会場内。落ち着いた雰囲気が漂い、人も多すぎず少なすぎずといった印象。平安時代の書物や南北朝時代の刀、秀吉の目に留まったという茶碗等など、よくぞここまでの保存状態!と感心してしまうほどに、素晴らしく手入れの行き届いた所蔵品の数々。今回は後編を見て来ましたが、前編と見比べてみたかったです。

こういったところに足を運んだり、先日参加させて頂いたS澤先生主催の明治時代の財閥一族(M&Aシミュレーション)の勉強会にしても、いろいろと勉強になります。三井家だけでなく、あの頃の日本の先駆者、先導者がいたからこその今があり/今に繋がる訳ですし。

最近、松本幸○郎さんの三井不動産のCMじゃないですが、今、日本橋が変わろうとしています。元の活気のある街へと。その第一弾として、高速道路の移転が計画されています。日本橋の真上を平行に走る高速道路により、確かに風情も景観も損われているのは明白な事実。そこに莫大な費用、莫大な時間がかかろうとも、元の姿に戻す努力はして頂きたいと思いますし、日本銀行をはじめ、日本の原点が集まる場所故なおのこと。

最近、長く続いたバブル後の失われた十年からやっと脱却の兆しを見せ、日経平均株価も上昇続伸している日本。こんな時だからこそ、原点をふりかえり、今後の日本を見据える必要があるのかもしれません。

なんて、なんだか偉そうに語っていますが、そんなことを考えつつ、木枯らしの吹く、向かい風にあおられながら、砂埃から目をかばいながら、帰社途中に考えていました。。。

追伸:木枯らしって冬の季語なんですね。私的には勝手に秋のイメージだったのですが。調べてみたら、“初冬に吹く強い風”だそうです。まさに今日みたいな日の風のことを言うんだなと改めて思ったのでした。

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