今週土曜日の２３日、東京・京橋で孫文生誕１５０周年講演会！

重ねての案内ですが、４月２３日（土）、イトーキ本社（京橋）にて以下の講演会が開かれます。若干、席に余裕がありますので、どうぞお越しください。若者たちが中心になって準備を進めてきました。できるだけ多くの方と交わる場にしたいと思っております。

なお、お申し込みは（https://docs.google.com/forms/d/1vo7tIYYV75PvzNI_BNPVyIPpaTBa-Ed0QqgyOIt-67c/viewform?c=0&w=1QVond3bxzR）をご参照ください。

孫文生誕１５０周年記念講演会

今年は孫文（1866～1925）の生誕150周年を迎える。孫文は日本に長く滞在し、多数の日本人と交流を重ねた。亡くなる直前の1924年11月28日、北京に向かう途中に立ち寄った神戸で「大アジア演説」と題する演説を行い、「今後日本が世界の文化に対し、西洋の覇道の番犬となるか、東洋の王道の牙城となるか、それは日本国民が慎重に考慮すべきこと」（『国父全集』）と呼びかけたことは、今なお多くの人々の記憶に刻まれている。孫文と交わった日本人の中で、特筆すべきは多額の資金援助によってその革命事業を支援した梅屋庄吉（1868～1934）である。梅屋は遺言で孫文との盟友関係について口外することを禁じたが、時代を経てようやく光が当たり、教科書にも紹介されるようになった。

一方、同時代、中国でキリスト教宣教師として過ごした桜美林学園創設者の清水安三（1891～1988）がいる。北京に貧困家庭の女子を自立させるための学校をつくるなど慈善事業に力を尽くす一方、革命期の中国社会について多くの有益な著作を残し、孫文については「死んでも死なぬは孫文」（『支那当代新人物』）と彼の思想を高く評価した。

梅屋も清水も、孫文をはじめとする中国人とかかわる中で人間への「愛」を語った。人類愛をもって中国人と交わった日本人２人を振り返ることは、日中の相互理解を深めるうえで有意義だと考える。


【講演者】
日比谷松本楼副社長　小坂文乃「孫文と梅屋庄吉～transnationalな生き方を学ぶ」
桜美林大学教授　高井潔司「北京特派員も務めた桜美林大学創設者、清水安三」　

【日時】２０１６年４月２３日（土）午後２時から５時まで
13：30　開場、受付
14：00　講演、質疑応答、交流
17：00　閉会

【場所】イトーキ・セミナールーム（東京・京橋）
http://www.synqa.jp/facilities/2floor/

【参加人数】約１００人

【主催】日中の未来を考える会（代表　保思兆）

　　　　NPO法人日中メディア独創会（代表　加藤隆則）