リスペクトコラムです。
昨日、岡山のスポーツ界にとって、一つうれしいニュースが入りました。なでしこリーグ2部入れ替え戦に出場していた湯郷ベルの2部残留が決まったのです。すいません、4チームのうち3チームがなでしこ2部に参戦できるんでしたね。優勝しなければいけないと勘違いしていて、決まりそうな第3節に参戦するつもりでした。結果オーライです。予定が変わろうが、岡山のチームが降格しなければいい。これでいいのだ。
・第1節:岡山湯郷ベル 3-2 ヴィアティン三重レディース
・第2節:SEISAOSAレイア湘南FC 0-1 岡山湯郷ベル
【岡山湯郷Belle 残留決定のお知らせ 2021 プレナスなでしこリーグ 2 部入替戦】
「本日開催されました2021プレナスなでしこリーグ2部入替戦 第2節の結果により、岡山湯郷Belleのなでしこリーグ2部への残留が決定いたしましたので、お知らせいたします。
2021プレナスなでしこリーグ2部入替戦
第2節を終了した時点で、岡山湯郷Belle なでしこリーグ2部残留 決定」
引用:一社)日本女子サッカーリーグ公式HP
4チームのうち、岡山は2勝、広島さんと三重さんは1勝1敗、湘南さんは2敗と、岡山が現在首位に立っての残留一番乗りでした。なでしこ2部で吉備国大シャルムと岡山勢同士で残留争いをしていたのが頭が痛かったですが、とりあえずやれやれ。来季は勘弁して欲しいですね。上を目指しましょう。2部リーグ(なでしこ1部)昇格を目指しましょう。残念なのが情報が本当に少ない事。特にクラブ自体がどうしたの?と思うくらいに情報公開が遅いというか出ない。いろいろ探してもなでしこリーグ公式しか出て来ない状態。
そして以前から、ベルの経営体制を心配していましたが、今回動きが出ました。まるで入れ替え戦への参戦に合わせるかのように。
【岡山湯郷Belle会長の辞任と会長代行の就任】
「去る9月28日に行われた第2回臨時理事会において、松本会長が体調不良により病気療養のため9月30日をもって辞任されました。10月1日から、当面の間、盛上 了氏が会長を代行することとなりました。引継ぎ等にも時間を要したことから、発表が遅くなりました。」
引用:クラブ公式HP
【「コンプライアンスに関する第三者委員会」の設置について】
「この度、岡山湯郷Belleでは、コンプライアンスの遵守、組織の透明化を図ることを目的に、「コンプライアンスに関する第三者委員会」を設置いたしました。詳しくは、別紙『「コンプライアンスに関する第三者委員会」の設置について(お知らせ)』をご参照ください。」
引用:クラブ公式HP
うーむ、穏やかではないようですね。コンプライアンス、組織の透明化など、普通の状態ではなかった事を示すキーワードが並んでいますね。詳細は全く知りませんが、これだけでもどういう状態だったのかは容易に想像できます。詳しい事が載っている「別紙」を読んでみました。抜粋です。
1 第三者委員会設置の経緯
9/17に第1回臨時理事会を開催し、「岡山湯郷Belle再生プロジェクト委員会」を設置し、チームの再建に向けて協議を行っていく。チーム内から委員を選出し、協議を行っている。
スポーツ庁が示す「スポーツ団体ガバナンスコード」や公社)日本サッカー協会が示す「JFAコンプライアンス・ハンドブック」の実践が不十分ではないかという意見のあったことから、市民やサポーター、スポンサーからコンプライアンスの遵守に努める必要があるため、委員会において現状の把握と改善に向けた指針を示す必要があると判断した。
チーム内での意思疎通や人間関係、クラブ役員等のチームスタッフに対する一部の言動について疑問視する声もあった。こうしたことから、委員会ではなく、第三者による中立・公正で客観的かつ専門的な見地から調査を行うことのできる「コンプライアンスに関する第三者委員会」を設置する。
2 第三者委員会の目的
(1)当法人内のクラブ役員等のチームスタッフに対する言動に関する中立的な調査
(2)(1)の調査結果を踏まえた再発防止策、法人に備わるべき機能、仕組み、規約、定款などガバナンス及びコンプライアンスの改善点の指摘と提案
(3)調査結果の報告
3 第三者委員会の構成
この第三者委員会が1名の委員長、2名の委員で構成されていますが、3人とも弁護士でした。「岡山湯郷Belle再生プロジェクト委員会」の方は7名の委員で構成されており、委員長は新代表で、あとは3人の主力選手、コーチと事務局で1人ずつ、美作市スポーツ振興課の人になります。第三者委員会に比べて現場色が強く、いいバランスが取れていると思います。
詳しい部分は触れませんが、ここまでの情報だけでも何となく、何が起こりどうなったかというのが推測できると思います。過去は過去で、これからは新代表と両委員会のもとで蘇生して欲しいと思います。旧代表時代はそれほど行政色は強くなかった印象ですが、湯郷ベルが一番輝いていた時代には地元行政が深く関わっていたのも事実。行政のサポートに頼らざるを得ないでしょう。J1大分に象徴されるように、住民×企業×行政の三位一体の経営でないとうまくいかないと思います。またいつか美作ラサがいっぱいになり、Cスタ興行で再び1万人入るように頑張って欲しいと思います。あと、大量退団ももう勘弁してください。
残留も決まった事なので、次の日曜日はトライフープのPVに参戦しようと思っています。相手は超強敵の長崎さんです。ここに勝ってこそのB2昇格だと思います。
#がんばろう日本 #ThankYouHealthcareWorkers #ThankYouCaregivers
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます