J OKAYAMA ~岡山スポーツの桃源郷へ

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次に向けて頑張りましょう72

2013-11-26 01:41:33 | ファジアーノ岡山

 事例紹介コラムです。
 昨日、J2リーグの最終節が各地で開催され、地元岡山はアウェー福岡戦を戦いましたが、0-2で負けてしまいました。昨日は、加古川に行っており、奉還町りぶらも含めて全くPVを体験していないので、聞いた範囲でのレポをお届けします。(写真はろんぱ氏からいただきました)
   
 福岡さんはいわば「手負い」の存在、経営危機が訪れて、地元パワーで何とか危機を乗り切りましたが、予断を許さない状況は変わらず、決して消化試合ではなく、岡山に対して「絶対負けない」と牙を向いてくるだろうと思っていました。早々に2失点。加古川で携帯サイトを観ていて「あちゃー」と、一同顔を見合わせる。後半になってからは守りを固められて、どうしようもなかった様子だったとか。当ブログでは今シーズンの岡山は、ディフェンシブな相手と、ポゼッションが強い相手には弱いと思っていましたが、この日の福岡さんもまるで研究してきたかのような、試合運びではなかったのでしょうか。早いうちに点を入れて、後は堅守からカウンター狙いでいけば、岡山は崩せずにそのまま終わるとか、相手チームは思って試合に臨んでいるのかもしれませんね。前半はミラクルなアウェー神戸戦とかもありましたが、マーキングなど後半戦に入ってからは、しっかり研究されているのではないでしょうか。

 これで岡山は12位。2ケタどころか、上半分から下半分の順位に入ってしまいました。得失点差でカバーしていますが、勝ち点では14位の福岡さんと同じです。順位は2年前の13位に近いですね。今までずっと順位を上げ続けてきましたが、初めて前年のダウンです。永久に上がる訳もなく、いつか来る年が今年だったのでしょう。
 昨日はまさに、「J2の長い1日」でした。徳島、札幌、松本が勝ち点差1で拮抗し、例えば徳島が負けて、他の2チームの勝ち方でひっくり返る状況。札幌はスコアレスドローに終わり、松本が勝つが、徳島が長崎に競り勝ってしまう。結局は終盤数試合3位から6位にいた4チームがそのままプレーオフ進出を確定させました。松本や札幌はもう1歩及ばずでした。札幌もJ2降格して、若いチームに代わって苦労されましたが、いいところまで行きましたね。 

 特に松本は今シーズン快進撃だと思います。シーズン途中から、ジワジワと順位を上げ、しばらくしたら岡山を抜き、終盤にはプレーオフを狙える位置に。失速する事もなく、勝つ時はしっかり勝ち、6位以内を射程に納め続けてきました。今回は本当にもう1歩足らずの7位でしたが、来シーズンはプレーオフ出場を期待させる結果を収めたようです。松本さんは確か年間予算も今年岡山を抜き、順位も大きく差をつけられました。
 また長崎は徳島の4倍以上の17本のシュートを浴びせながら無得点での敗戦でしたが、。7位・松本と勝ち点で並びましたが、得失点差が効いて6位に入り、J2参戦初年度のチームとして最高成績を収めました。長崎の年間運営費はJ2平均以下の6.7億円。高木監督は選手の脚力を鍛え抜き、同じ距離、時間を走っても個人の限界タイムを設定。名門・国見高ばりの走り込みで技術面での差を克服したそうです。練習場は4か所以上を日替わりで転戦。本拠地の諫早市から車で片道1時間半かかる場所にも出向くとか。発行されたJ1ライセンスには専用グラウンドの整備という付帯事項が添えられており、地元行政を動かせるかはプレーオフの結果次第だそうです。
 長崎にしろ、松本にしろ、本当は岡山が歩まなければいけない道を歩んでいるのではないでしょうか。例えば、松本にあって岡山に足りなかったものは何かと、よく個人的に思います。それは決して現場だけの要因だけではないかもしれませんね。まあ、うちのブログを愛読されている方なら、想像できるかもです。

    
 これでプレーオフが確定しました。
 準決勝:  12月1日(日)14:00開始
       ・京都(3位)対長崎(6位)    西京極
       ・徳島(4位)対千葉(5位)    鳴門大塚 
 決 勝:  12月8日(日)15:30開始
       ・京都と長崎の勝者 vs 徳島と千葉の勝者   国立

   
 ふと、去年のプレーオフの時に耳にした誰かの会話を思い出しました。決勝国立で観客は27,433人だったようですが、大分も千葉もゴール裏はいっぱいに埋まっていました。「岡山が出場していたら、果たしてあれくらいファジレッドで埋められていたのか」と。去年はどちらもJ1経験チームで、ナビスコ杯の優勝経験もあります。今年も京都と千葉ともにそういう経験はありますが、長崎と徳島は国立での晴れ舞台は初めてになるでしょう。その時にその県民はどこまでゴール裏を埋められるのか、ある意味興味深い部分でもあります。
 岡山は進出できなくて、岡山県民として残念でしたが、そこは切り替えてこの4チームがどういう戦いをするのか、どういう結果になるのか楽しみです。個人的にはJ1未経験チームの長崎さんと徳島さんには頑張って欲しいです。そしてもう一つ、ここでJ1に昇格したチームが、2014年シーズンをどう戦うのか。今年の大分さんのような惨状であれば、J1昇格プレーオフの実施についての是非が浮上してくるでしょう。次の週末は、J2・J3の入れ替え戦もあり、また楽しみな2週間の始まりだと思っています。
Jリーグ公式HPプレーオフ特設ページ:http://www.j-league.or.jp/playoff/2013/

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