J OKAYAMA ~岡山スポーツの桃源郷へ

岡山トップスポーツファミリー(ファジアーノ等)、スポーツ文化情報リスペクトブログ(共同運営)。

クラブ経営について99

2023-09-23 00:01:53 | バスケ(Bリーグ・代表等)

 リスペクトコラムです。
 8月21日でたまたま、KSB(テレビ朝日)を付けていたら、「激レアさんを連れてきた」という番組が始まり、「経営破綻したバスケットチームを、とにかくなんとかしなくちゃいけなくなり、6,000万円借金しながら立て直した人」というテーマが出て来たので、慌てて録画ボタンを押しました。かなりインパクトあるキーワードでした。しかもスポーツ界のあらゆるチームを立て直しまくっている。そのヤマヤ氏が現B1茨城(当時:つくばロボッツで立て直しが超大変で、マンガみたいな大ピンチが襲いかかるという事で始まりました。以下、リスペクトさせていただきます。
   
【激レアさんを連れてきた(激レアさん:山谷氏)】
〔なぜかプロスポーツチームを自腹で借金して立て直すことになっちゃった人「立て直し屋のヤマヤ」〕
山谷氏が手掛けてきたプロスポーツチーム
 ・2002年:アメフト「リクルートシーガルズ」  ・2007年:バスケ「栃木ブレックス」設立 
 ・2014年:バスケ「つくばロボッツ」      ・2021年:ラグビー「静岡ブルーレヴズ」 
   
〔つくばロボッツ 逆転ストーリー〕
 2014年、当時その経営手腕を買われ、NBLの専務理事を務めていたが、開幕と同時につくばロボッツが経営破綻。リーグを運営するために、つくばロボッツはつぶせないという事で、リーグの理事として経営支援。
〔ロボッツ立て直し 大作戦〕
①6,000万円も借りたのに! 経営破綻!→資金を集めよ!
 シーズン運営資金としては6,000万円が必要。リーグ専務理事を退任して、会社を起こしてつくばロボッツの社長に就任。チームの運営資金の6,000万円を個人で借金。リーグが一時的に払っていた運営費、3,000万円の返却をリーグから求めらてしまう。

②選手がいなくなっちゃった。選手の大量離脱 →選手を集めよ!
 給料カットのため、所属選手のほとんどが離脱。1週間後に試合が迫ってきたが、10人集めないとリーグに登録出来ない。1週間後の試合までに集める事ができるのか。
 元選手、他チームの控え選手のレンタル、他のチームの練習生(練習参加のみ許可)、ストリートバスケをするモデルを獲得、選手の友人(元バスケ部)を急場しのぎで招集。何とか試合に間に合う。
   
 しかし、謎の集団化したチームで観客の雰囲気がおかしくなり、ファンに激詰められてしまい、即席チームも大惨敗。節約などチーム全体で努力はしていたが、26連敗を記録し、試合をすればするほど赤字の状態になってしまう。それでも選手達は、お金よりプロとして生きる誇りを持っており、戦力は低いが、夢を叶えてやりがいはあった。何とかNBLの2015-16シーズンを完走(8勝47敗の最下位)したが、そのシーズンオフにBリーグが新たに発足。
 
③Bリーグに入りたい! 会場を用意せよ。
 Bリーグ参入には3千人収容可能な会場を持っている事が条件。茨城国体開催で、5千人収容可能な体育館が建設予定だったが、住民反対運動で体育館の建設計画が中止に。水戸市にある2千人入る体育館で運営していく事になった。席を詰めたり、通路が無いくらいに席を無理くり3千人で設定し、ギリギリ審査基準を満たして、滑り込みでBリーグに参入。
   
④客ガラガラ!社長自ら!チケット爆売り大作戦!
 試合の客席は家族だけ、身内だけ状態。お客さんがいないので、チケットを売り捌かないといけない状況になってしまった。集客作戦「夜のお店で突撃販売」として、個人で持ち歩いていたカード精算の携帯機器を使い、その場購入など、超地道なチケット販売で資金を増やして選手を補強。するとチームは少しずつ勝ち星を挙げるようになり、観客もどんどん増加。その結果、売上10億円を突破。人気・実力、引けを取らないチームとなり、立て直し大成功。山谷氏はこの後、ラグビーの静岡ブル―レヴズを現在立て直し中。地域密着で地域に愛されるチームを作ろうと、今社長をやっている。
TVerプラス該当ページ:https://plus.tver.jp/news/expost_144283/detail/
山谷拓志氏公式note:https://note.com/takashiyamaya
   
 という内容でした。見逃し配信はTELASAで視聴(無料お試しも)できます。なかなか面白かったです。ロボッツさんは名前だけは認識していて、途中でつくばから茨城になったんだなぁと思っていました。また、J2水戸とコラボ事業をしていた覚えがあります。Bリーグクラブの中には茨城さんのような道を歩んできたところも少なからずあるのでは。
 公式HPを観ましたが、地域貢献活動ページを見ると、「M-HOPE」というかなりしっかりした活動をされていて、関心しました。よく見ると㈱グロービスという経営スクール運営会社が親企業になっている様子で、経営も安定しているようですね。

 ちなみに茨城さんは昨季B1に所属し、順位は東地区8チーム中6位でした。気になるのが2026年にBプレミアに入れそうなのかという点ですが、クラブ社長からBプレミアを目指す宣言があったようです。会社員をプロ登録していたチームがBプレミアが目前という、すっかり立派なチームになりましたね。
 ちなみに、今やB1の強豪である宇都宮さんも、かつて立て直された存在だったのですね。今の姿を見ると信じられません。そう見ると山谷氏の功績は大きいですね。静岡ブルーレヴズって、旧ヤマハ発動機ジュビロで名門じゃないですか。あの五郎丸選手の所属していたチーム、そこが経営危機なんですね。ラグビークラブは経営が大変だと思います。何しろ選手数が多いですから。頑張って欲しいです。
茨城ロボッツ公式HP:https://www.ibarakirobots.win/
#がんばろう日本

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 監督、GMの力量43 | トップ | 日本代表のこと・・・566 »

コメントを投稿