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青丹よし劇場の奈良クラブ4

2018-12-10 00:01:32 | サッカー(J3以下・外国・他カテゴリ)

 リスペクトコラムです。
 すっかりオフシーズンに入っていますが、早くも来季の新体制発表を行ったクラブがあります。随分早いっすねぇ。それはJFLの奈良クラブ。当ブログでは、ネクストがまだあった頃に観に行き、アッコちゃんチャントに驚き、ユニフォームのデザインに感動し、あの岡山選手に再会し、川崎さんとの連携に驚く、本当にインパクトのあるクラブです。まだJFLなんですね、優れたクラブなので、もうJ3くらいに来ているのかと思ってました。
        
【JFL奈良が異例の新体制発表、欧州帰りの23歳をGM抜擢「2番目に好きなクラブを目指す」】
「奈良クラブは9日、東京都内で『新体制&ビジョン発表会』を行い、新たな経営体制の狙いや目標を説明した。社長には株式会社中川政七商店の中川政七会長(44)が新たに就任。競技部門を統括するゼネラルマネジャー(GM)には、欧州での指導者経験を持つ林舞輝氏(23)が抜擢された。
 ホームタウンの奈良県ではなく、東京・南青山のイベント会場で行われた発表会。地元サポーターはネット配信で映像を観るという異例の形式となっていたが、あえて首都圏へと手を広げた理由は、23歳GMが掲げる『2番目に好きなクラブを目指す』というスローガンに表れていた。
『奈良の皆さんに愛されるようなクラブを目指していくのは当然のこと。ただ、そこにいない人にも愛されているクラブはある。もしどこかのJクラブのファンだとしても、自分たちのクラブの試合がないときは、何となく結果が気になってしまうようなチームをつくりたい』(林GM)。
 地域に根ざすサッカークラブは多くの場合、地元のサポーターによって支えられる存在。だが、日本国内に欧州クラブを愛する人々がいるのと同様に、ホームタウン外のファンを引きつけることもできる。奈良の場合、魅力のフックとなるのは『ゲームモデル』という考え方に代表されるクラブの『体系』だ。
 ゲームモデルとは『分かりやすく言えば、試合の模型を作ること』(林GM)。ピッチ内の戦略、戦術を定めるのは監督だと思われがちだが、試合の模型、すなわち「クラブのビジョンがあって、ミッションがあって、その上でどういうサッカーをしたいか』というモデルは、クラブ自体が設計すべきものだという。
『サッカーは体系的なもので、ビジョン、ミッションの先に戦術がある』。ゲームモデルの重要性をそう語る林GMにとって、試合は『奈良クラブのビジョンを表現する場所』という位置付け。クラブはビジネス、教育、デザインなど多分野の活動でも同時に挑戦を広げていく構えだが、そんな体系的な取り組みがピッチ上での魅力向上につながると考える。
 この確信は自身の経験から培われたものだ。林GMは高校卒業後、単身イングランドに渡って大学でサッカーを学び、修了後はポルト大学院の指導者養成コースに在籍。コーチング理論を深め、地元クラブの育成組織を指導するかたわら、現マンチェスター・Uのジョゼ・モウリーニョ監督が主催するスクールに日本人で初めて在籍した経験を持つ。
 そんな新進気鋭の指導者によると、欧州と日本のサッカー界の違いは体系の有無であり、『日本のクラブはビジョン、ミッションが足りない」。たとえば監督人事について。『監督が設計図を作って、チームの模型を作って、結果が出なかったらそれを潰して、また新しい監督がやってきて、設計図を作って…という形で積み上げがない』と課題を指摘する。
 一方、欧州では『すでに歴史のある家が建っていて、修繕したり、改善したりしつつ、そのために監督を呼んでくる。だからこそ積み上げがある」。奈良は来季から、昨季のJ3リーグを制した経験を持つ杉山弘一監督を招聘することが決定しているが、『こういうサッカーをやりたい。だから杉山さんお願いしますと言って来てもらった』と経緯を明かした。」
引用:ゲキサカ

 奈良さんの社長は、あの中川政七商店の社長さんなんですね。というか同じ名前というのはすごい。十三代目って歌舞伎役者みたいですね。イオン岡山にあるお店に何度も足を運んでいます。いいお店ですね。奈良はそのセンスが良くかっこいいユニフォームがとかく話題になっていましたが、今後はもっと話題を提供してくれる事でしょう。
 そして23歳のGM。ちょっと若すぎますね。いくらいい事を言っても、その若さで壁にぶち当たるかもしれませんね。ただ、それくらい若い頃から最前線で経験を積めば、経験年数を経た後はすさまじい人材に変貌している事でしょう。2番目に好きなクラブを目指すか・・・当ブログも話がわかります。二卿、御三家、二天王も含めると最大10近くのクラブが好きな計算になりますから。ゲームモデルは例えてみれば、J1柏がアカデミーからトップまでポゼッションサッカーを貫いているから、トップの監督もポゼッションで攻められる人材を呼ぶという事かな。当ブログ的には奈良さんは特別な存在。地域に根を張る公共財としての資格十分です。J2に来られたら、三天王にしようと思っています。
奈良クラブ関連③:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20131128
  〃      ②:
http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20131112
  〃      ①:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20131015

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