リスペクトコラムです。
先日、ちょっとうれしいニュースが流れました。J1の観戦者で若者層が増えたとか。これはグッドニュースですね。今までのイメージ的には、ちょうど我々の世代(Jリーグ開幕を20歳代で迎えた年代)がそのまま年を取って、平均年齢を毎年1歳ずつ上げていっているという状況でした。まずは、報道から。
【J1観戦者の平均年齢が初の若返り、若者の来場増か】
「Jリーグは29日、東京・文京区のJFAハウスで、昨季スタジアム観戦者調査の報告会を開いた。昨季のリーグ戦で、J1、J2全クラブの来場者(11歳以上の男女)を対象にアンケートし、有効回収数は1万7136票。同調査は04年から実施しており、J1では初めて前年より平均年齢が若くなった。16年度の40.8歳から昨季は40.1歳。」
引用:日刊スポーツ
【J1観戦者層、平均最年少は横浜の36・6歳 若者の来場増か】
「Jリーグは中継主体がインターネット動画配信「DAZN」になり、若年層への訴求力が高まったことが要因の一つと分析。クラブ別では横浜が平均36・6歳と最も若かった。調査は昨年4~9月まで、J1、J2の40クラブのホーム試合に来場した11歳以上の男女1万7136人から有効回答を得た。」
引用:スポニチ
日刊スポーツでは、平均で0.7歳若くなり、現実的には2歳弱若くなったと言われています。DAZN元年の昨季は全体的に来場者が増加し、中年以上はそのまま維持して、若い方の来場が増えたと、考えられるとコメントされ、スポニチではDAZNの影響があったとコメントしています。当ブログ的には他の要因として「Jマジ!20」の地道な効果も出てきたのではないかと思っています。
どれどれと、Jリーグ公式HPにある、観戦者調査レポートを覗いてみました。まぁ、地元岡山も真ん中へんかもっと上かなと思いながら見てみたら・・・ 予想以上に悪い結果でした。まあまあ以上に良ければ軽く通り過ぎるところでしたが、課題化ともいうべき以下の結果でした。これはここで触れておかないと、紹介させていただきます。
・平均年齢: 岡山=45.7歳(大分さんに続きJ2ワースト2位、J1を含めた全40クラブでは札幌さんに続いてワースト3位)
岡山は昨季は45.4歳で、0.3歳上昇し、中四国地方で一番高い年齢。J2岡山では年齢分布で40歳代(34.8%)が際立って高い。比較対象としてJ1柏では、平均年齢が39.1歳(昨季は40.3歳で1.2歳低下)、年齢分布で40歳代が28.3%。Jリーグ全体の平均は41.7歳。40歳代が28.8%。
・2017新規参入層: 岡山=1.6%(Jリーグ全体平均は6.6%)、比較対象のJ1柏は3.7%。
割合が高いところベスト4として、1位=ヴェルディさん(26.8%)。2位=愛媛さん(9.4%)、3位=金沢さん(8.4%)、4位=セレッソさん(7.7%)
ワースト3として、1位=甲府さん(1.1%)、2位=大宮さん(1.5%)、3位=岡山(1.6%)
簡単に言えば、地元岡山は、いつの間にかファン・サポーターの平均年齢はJ1・J2全40クラブ中、ワースト3位と高齢化し、中四国の中でも最も高齢化したクラブとなっていました。特に40歳代の割合が多く、初来場したライト層もワースト3位という状況。これからの課題として、いかに若い客層に来場してもらうかですか。ふと、昨季は大学生や高校生を対象とした来場促進イベントが目立っていましたが、ひょっとしたらこういう事だったのかもしれないと個人的に思ってしまいました。
これは興味深いテーマです。まだ他にも見落とした部分や傾向があるかもしれません。また、観戦者レポートを分析してみたいと思います。ポジティブな部分だけを強調してアピールするのもいいですが、ネガティブな部分も「今後の課題」として、ファン・サポーターとともに解決していく努力を図るのも大事な事ではないでしょうか。
Jリーグ公式HP該当記事:https://www.jleague.jp/docs/aboutj/funsurvey-2017.pdf
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