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個人事業主のコロナ助成金

2020-09-12 12:00:00 | 20期生のブログリレー

第20期生の岡崎です。

8月の終わり頃、身近でのコロナ対応助成金の活用状況を調べてみようと、数日間の生活行動の中で接する個人事業主にそれを聞いてみました。

時系列で書いてみます。

少し長いです。最後までお付き合いください。

まず、

①通勤の帰りに寄った「スポーツグッズ店」 

基本的に休止を要請する施設に該当。

・「感染拡大防止協力金」

 協力金の給付対象。

 4/16〜5/6、5/7〜5/25に緊急事態宣言時の休業要請に応じ店舗を閉めたので、協力金50万円を2回もらった。

・「持続化給付金」

 今のところ前年より売上げが多く、要件を満たせば申請する予定。

・「特別家賃給付金」

 持続化給付金同様に今後の売上状況により申請する予定。

伊勢丹本店に近いこの店は、『出没!アド街ック天国』」でも放映された有名店で、プロスポーツのコスチュームをオーダーで制作しています。

6月にプロ興行が座席を間引いて再開されたのと同時に店を開け、

「疲れるほど売っております」と早くも繁盛中!

休業時の家飲みが過ぎ、検査で悪い数値がでて禁酒中とのこと。缶コーヒーとお菓子で乾杯しました。

 

②週末、首・肩の凝り治療に寄った「鍼灸・マッサージ治療院」

社会生活を維持するうえで必要な施設に該当。

・「感染拡大防止協力金」

 休止要請対象外で協力金️の給付も対象外。

・「持続化給付金」

 売上が50%以上減少の月が継続したので100万円を申請済み。

この治療院の院長は、鍼灸技術を教える学校の非常勤講師もされています。

「通学とオンライン同時対応の授業をする中で、両方差異なく施術実演の要所(ツボ)を伝えることに苦労している」

「受け持ちのコマ数が減り報酬も減った」とのこと。景気づけに治療院の近所で一杯おごりました。

 

③鍼灸院での治療のあと院長と寄った「飲食店(焼鳥屋)」

社会生活を維持するうえで必要な施設に該当。

東京都のステッカー『感染防止徹底宣言』掲示あり。

若い店長と心理学をオンライン授業で学ぶアルバイト女子大学生で営業中。景気づけに2人に1杯ずつおごりました。

・「感染拡大防止協力金」

 営業時間短縮に係る休業要請に応じて、営業時間を夜7時(酒類の提供)に短縮。協力金50万円を ️2回分もらった。

 8/1~8/31営業時間を夜10時までとしたので、20万円の給付金をもらう予定。

・「持続化給付金」、「家賃支援給付金」

 今後申請予定。

サントリーの営業マンが一人で飲んでおり、「発泡酒の税率が上がり、逆にビールが下がります!」とのこと。

ビールをたくさん飲んで欲しいようです。

 

④週末にいった「飲食店(近所の焼肉屋)」

社会生活を維持するうえで必要な施設に該当。

東京都のステッカー『感染防止徹底宣言』掲示あり。

・「感染拡大防止協力金」

 都の休業要請時、酒類の提供は夜7時までに短縮。協力金50万円を2回分もらった。

 8/1~8/31営業時間を短縮し夜10時までとしたので、20万円の給付金をもらう予定。

・「持続化給付金」、「家賃支援給付金」

 今後申請予定。

景気づけに店主、奥さん、アルバイトに1杯ずつおごりました。

店主から、「テイクアウトを始めたことへの補助金をもらい損ねた、商工会の会員でなかったから」と聞き、帰宅後調べてみました。

どうやら「小規模事業者持続化補助金」のことで、会員以外でも申し込みはできるようです。

申請書面に商工会側の事業支援計画の記入欄があり、補助終了後5年間の支援内容の記載が要り、結局入会が必要です。

 

⑤日曜日にいった「美容院」

社会生活を維持するうえで必要な施設に該当。

・「感染拡大防止協力金」

 休止要請対象外で協力金️の給付対象外。

・「いのちを守るSTAY HOME週間の給付金」

 4/30~5/6、都の理美容事業者対象の自主休業要請に応じたので15万円の給付を受けた。

・「持続化給付金」

 売上は現時点で昨年度より上がっており持続化給付金はようす見中。

この店は店主1人の完全予約制で運営、2階の美容室の営業時間後に1階でバーをやっています(連続15時間労働)。

バーの方には、『感染防止徹底宣言』の掲示があり、営業時間の短縮による協力金をもらう予定とのこと。

 

⑥平日、集配にきた「クリーニング店」

社会生活を維持するうえで必要な施設

・「感染拡大防止協力金」

 休止要請対象外で協力金️の給付対象外。

ここは83歳の女性店主が車で集配して回り、洗濯物を外注に出す形(担当していた旦那さんが今年亡くなったため)で一人で営業しています。

車にはぶつけた跡が結構あります。運転できなくなったら次は電動3輪車で回ると意気込む元気な超シニアです。

・「持続化給付金」

「うちは売上減っているけどコロナの影響じゃない、スーツを着ない会社が増えたから・・・」? 

「業界仲間から都からお金は出ないと聞いた」とのこと。

そうかなと思いつつ、洗濯物を渡し駄賃の飴をあげました。

特別定額給付金も申請せずもらい損ねたようです。

在宅勤務でワイシャツを着る機会が減る→洗濯物を出す回数が減る。この連鎖はコロナの影響ではないのかな。

店は営業自粛していませんが、受給要件の「新型コロナウイルスによる影響」の文言にあてはまるのでは。

調べて申請のお手伝いをしましょう。「もらえたら半分あげる」と無欲なことをおっしゃる。

 

私のまわりの個人事業主の皆さんは、ほぼ貰えるものはもらっていました。

皆元気です。

最後までお付き合いいただきありがとうございました。


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2 コメント

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Unknown (岡田 英二)
2020-09-12 18:57:22
今回もインタビュー形式でしたが、これまでとは志向が異なるもので面白かったです。
「遠くの親戚より近くの他人」ではないですが、身近な人達の実態を把握するのは重要と思います。
デジタル化が進んで少なくなりがちな、ちょっとした人との交流を実践できていることに感心しました。
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Unknown (岡崎)
2020-09-12 22:32:19
岡田さん、
毎回早々にコメントいただき
ありがとうございます。
自粛で少々疎遠になっていた皆さんに、安否確認かたがた申請事情を聞いてみました。

ネタがかぶったようですね。光栄です!
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