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ダイビングとインバウンド

2024-08-07 12:00:00 | 24期のブログリレー

こんにちは、事務局の永岡伸一です。

 私の趣味はスキューバーダイビングです。沖縄で楽しむ夏のレジャーの一つと捉えている方も多いと思います。実は関東近郊でもダイビングを楽しめる場所はあります。千葉県房総半島や静岡県の伊豆半島が有名です。前日に1泊するか、始発電車で現地入り。駅までダイビングショップに迎えに来てもらい、港に直行。他のメンバーと現地で合流。船で沖合に出てダイビング。午後3時から4時くらいには終了して東京の自宅に帰る、という日程がほとんどです。土日にゴルフを楽しむ感覚に近いのではないかと思います。

 先日、伊豆半島南端の下田市にある神子元島(みこもとじま)に行ってきました。下田市はペリーが黒船で来航し開国の切掛になった歴史的な場所です。実はハンマーヘッドシャーク(シュモクザメ:以下「ハンマー」)の大群を見ることができる場所として、ダイバーにとっては全国的に有名です。

 夏はハンマー達が浅い水域に上ってくる時期です。全国から大勢のダイバーが神子元島に集まります。港から出港できる船には限りがあり土日の予約はすぐ埋まります。そのため今年は平日に休暇を取って行くことにしました。

しかし今年はインバウンドの波が押し寄せていました。関東近郊のダイビングは、漁船を改造した中小型船を利用します。沖縄などのリゾートと違い、荒っぽい雰囲気です。世界各国のダイバーがウェットスーツに身を包み、船の中を寿司詰めで座っている光景は中々シュールです。私自身も外国人に間違われ、席をずらすお願いをされたときは、何度も「エクスキューズ、ミー」と声を掛けられました。

 潜る前に、潮流やルートについてガイドが事前に皆に伝えます。簡略な海底地図を使い、身振り手振りを駆使しながら、最低限の英語で解説していました。船上なのでパワポなどありません。いったん海に潜ったら会話もできません。港から潜るポイントに到着するまでの数分間が勝負です。3分間スピーチです。さらにガイド1人に顧客4~5人がつきチームを組みます。スキルや体重など同じくらいの方を集めます。最も危険なのは海中で行方不明になることです。泳ぐスピードを均等にしてチームが逸れにくくします。様々な国の方が集まると体格や所持品(カメラなど)も相当にばらつきます。ある方は10キロくらいの大型カメラを持っていました。神子元島の海域は潮流が複雑なため一定経験を持つダイバー以外参加が禁止されています。ベテランではあるようですが、どのくらいの泳力なのか判断がつかず、ガイドさん方も組み合わせに苦労されたようです。

 ダイビング自体は非常に楽しく、たくさんのハンマーの群れを見ることができました。その後、ガイドさんにお話を伺いました。海外の方の休みは長期の方が多く、連続して予約するそうです。各ショップも国際化に向けて、様々に努力されている姿が印象的でした。診断士として私も負けないように、スキルアップに励みたいと思います。

コメント (1)
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