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プロフェショナル

2024-05-15 12:00:00 | 塾長からのメッセージ

こんにちは、塾長の山﨑です

 

23期も4月の最終講義を終え、小論文の最後の仕上げに取り組んでいただいているところですね。最終講義での一人一人の決意表明を聞いていると、皆さん強くなられたなあと実感しました。1年間キャリアビジョンを見つめ、真剣に毎月の課題に取り組み、仲間と切磋琢磨されてきた証だと思います。1年間本当にお疲れさまでした。

 

さて、4月からNHKの新プロジェクトXが始まりました。前回のプロジェクトXは2000年3月28日から2005年12月28日までの放映だったので、意外に短かったと思いますが、中島みゆきの「地上の星」の存在感が、ものすごい長寿番組だったように感じさせるのかも知れません。「地上の星」が好きで良く観ていました。

 

旧シリーズが「戦後復興」「高度経済成長」がテーマだったのに対して、4月から18年振りに復活した新プロジェクトXは、バブル後の「失われた時代」にも挑戦者たちはいた。というのがコンセプトのようです。初回放送のスカイツリー、前回放送の瀬戸大橋、ともに非常に面白かったです。のべ58万人を動員した世界一の高さの電波塔と約10年の歳月と1兆1,338億円の総事業費をかけた世界最長のつり橋。どちらも現場を任せる度量を持ったリーダーと出来るまで絶対あきらめない現場の技術者の信頼に基づく人間ドラマも見ものでした。

中島みゆきの「新地上の星」も楽しみなので、これからも見たいと思います。

 

一方、こちらも人気長寿番組のNHK「プロフェッショナル 仕事の流儀」。こちらは2006年1月10日放送開始から続いている長寿番組です。プロジェクトXが多くの人がかかわる巨大プロジェクトが多く取り上げられるのに対して、プロフェッショナルは個人のプロフェッショナルとしての生き方にスポットライトを当てているように思います。スガシカオのprogressもいい歌で、これも好きな番組です。

 

3月11日に放送された「能登のプロフェッショナルたち」が最近再放送され見ました。

“世界一のジェラート職人・柴野大造。被災した生産者たちとの再会と再起の一品。“日本酒の神様”と呼ばれる91歳の能登杜氏・農口尚彦(のぐちなおひこ)は、後進へと技をつなぐ。そして、“不屈の桐本”と呼ばれる輪島塗のリーダー・桐本泰一。輪島塗を愛する男が“不屈の器”に込めるもの。能登にはプロフェッショナルがいる。″という内容で、とくに今回クローズアップされていたのは“不屈の桐本”の輪島塗でした。

 

輪島市出身で筑波大学で生産デザインを学んだ桐本氏は普段使いできる輪島塗やルイ・ヴィトンとのコラボなど、これまでの輪島塗から一歩踏み出した作品を生み出してきました。

 

輪島塗は細かく分けると120もの工程があると言われています。

企画・デザイン ⇒ 木地(きじ)⇒ 下地 ⇒ 中塗り ⇒ 上塗り ⇒ 加飾(蒔絵、沈金等)

という工程が分業されており、「塗師屋(ぬしや)」と呼ばれる親方衆がいて、受注から企画・デザイン、職人たちの取りまとめ、販売にいたるまで、トータルプロデューサーの役割を担っています。

 

桐本氏もこの「塗師屋」になりますが、被災した多くの職人が仕事を仕事場を失い、輪島からいなくなるのを防ぐため、自ら仮設工房の設置に動き出していました。

 

このブログは輪島から帰りの北陸新幹線で書いてますが、今回輪島での支援でたまたまこの桐本氏のグループの職人が来られて、何とか輪島塗を復活させようとされている姿が印象的でした。

 

番組の最後で決まりのフレーズ「プロフェッショナルとは」という問いに桐本氏は、「自分の好きなことを仕事にすることによって生み出されるものが世の中の人の心をほっとさせること」と語っていました。

 

捉え方はいろいろありますが、自分のキャリアビジョンに向かって「プロフェッショナル」と言えるように、着実に歩んでいきたいものですね。

 

 

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