石垣島からのお便り その4 2016.12.15
じいじとばあばの おいしんぼ日記
年の瀬も押し迫り、何かとお忙しいことと思いますが、その後お変わりありませんか?2016年2月に高知市から石垣島・石垣市に転居して、もう10ヶ月になりました。
この間、夕食は「琉球割烹 司(つかさ)」本店(住屋の一階)で妻と二人で1時間ほどをかけて、美味しいお酒と料理を戴いて、昼食は2号店で幼稚園へ行っている孫と一緒に、自分の食べたいものをエントリーして食べています。ばあばは、二号店のお手伝いをしており、終了後に娘たちと食べています。
夕食の4品~5品のメニューとお酒の種類は私が手帳に記録して、妻がスマホのカメラで画像を残しています。娘達と夕食メニュー集・レシピ集が出来るねーと話しております。
朝食は妻が毎日作って、孫たちも喜んで食べて学校や幼稚園に行っています。
高知の方は寒い季節になっていますが、こちらは暑い夏も終わり、エアコンの要らない過ごしやすい季節になってきました。昼間は短パンやTシャツでいることも多いのですが、朝晩は長ズボンに長そでシャツになりました。統計では1月が最も気温が低くて最低気温の平均が16.5度。こちらもそろそろ寒くなって来ます。
これまで退職後もスマホの予定表をぎっちり見ながら暮らしていた私ですが、こちらに来てからは予定表は無しで、孫たちと遊びながら毎日美味しい酒と料理を口にして”ふぬけ”になったのか! パソコンを2か月も開かないことが続いています。調べ物などはスマホで間に合うようになったこともありますが、メールで不都合するケースが出ています。
寒い季節になります。風邪など引かぬよう、ご自愛ください。
パダラー500匹余を一網打尽に!
ウミヘビまで網に掛りました
石垣に来るまで海の遊びはほとんどしたことがなかった私ですが、婿が投網を使っているので、私は刺し網を購入しました。
我家の前にあるマンタ公園の南に位置する登野城漁港では、この夏ミジュン(イワシの仲間)の群れが来て多くの釣り人でにぎわっていました。その登野城漁港の東に孫達が通う八島小学校があり、その東にも養殖をしている港があります。そこに船を陸に上げるスロープがあります。早朝妻にも手伝ってもらいこのスロープのなかにパダラー(ヤクシマイワシと言われ、イワシとは別種)の群れが入るタイミングを見計らって、両側から吊るしていた刺し網をザブンと海に落として逃げ道をふさぎ、スロープに沿って陸へ両側から引き上げました。まさに一網打尽で500匹余のパダラーなどが網に。どこに居たのか、下の写真のウミヘビまで網に掛り、毒があるので頭をつぶして家まで持ち帰り、婿に外してもらいました。孫達も加わり5人が1時間ほどかかって、500匹余を網から外しました。パダラーはから揚げにして骨ごと食べます。骨の香ばしさがなんとも美味くて、市場には出回らない魚の地元料理として人気です。
このほかサンゴ礁の藻が生えた浅いところに産卵に来るシマハギ(スズキ目ニザダイ科のなかでもくせのない種で沖縄県 では食用種)を、一人で刺し網を海から持ち上げられない程捕れたのには、周囲の人々もびっくりでした。
~婿はおやじ譲りの釣り名人~
鳩間島で育った婿は、小さい時から魚捕りをお父さんに教えられており、イカねらいの釣り人達が発見できないイカを見つけるなど、人並み外れた魚の生態を身体で掴んでいます。今年も5㎏の超大物コブシミ(コウイカの仲間)を筆頭に3㎏・2.5㎏などを。大小のアオリイカも何度か釣って、食卓に載せてくれました。
日曜日の大潮の時に名蔵湾へ家族7人でイイダコ捕りに行きました。潮を吹いているタコをカニの餌で、巣穴からおびき出してフォークでぶすっと突き刺すのです。私はうまくタイミングを合わすことが出来ず、一匹も取れず仕舞いでしたが、妻達は何匹か捕って夕食の食卓に。
じいじと孫たちの石垣島アラカルト
第15回南の島の星まつり に11.000人の来場者が
8月6日 孫達とすぐ近くのサザンゲートブリッジの公園で開催された星まつりに行きました。心配された天気でしたが、街が一斉に消灯する時間帯には雲も切れて素晴らしい星空を眺めることが出来ました。
石垣島・八重山列島は大気が安定し、星がくっきり見えることでも知られています。全天で88個ある星座の内84個が、21個の一等星のすべてが、また南寄りの空にある星座で、北半球では見える場所が限定される南十字星や南極老人星(カノープス)なども見ることが出来るようです。
星は島の宝として、「星空保護区」認定に向けて石垣市や石垣島天文台の宮地竹史所長(高知県出身・高知会会長)などが取り組みを加速しています。
サシバの渡りが観察出来ました
10月12日の地元紙に、バンナ公園渡り鳥観察所でタカ科のサシバが約220羽飛来したことが報じられました。翌日早速孫達と同所へ。50羽くらいのサシバが、近くの空で舞っている様子を観察できました。同所内の説明には、渡りの途中でこちらにより近くの森で休んで、早朝に旅立つと書いていました。早朝ウォーキングやラジオ体操の時に、旅立つサシバの群れを発見しました。
サシバは日本で繁殖し、秋には沖縄・南西諸島を経由して東南アジアやニューギニアで冬を越すようです。
昆虫館や蝶館カビラを訪問
オオゴマダラ(石垣市の蝶)
ツマベニチョウ(竹富町の蝶)
県営バンナ公園内にある「世界の昆虫館」や川平にある蝶館カビラへ孫達と何度か行きました。石垣島・八重山地方は自然が豊かで、冬の今でもオオゴマダラ(石垣市の蝶・写真参照)やツマベニチョウ(竹富町の蝶)などが優雅な姿で飛び回っています。90種類の蝶の魅力に惹かれて移住している方も結構おられます。世界の昆虫館は、奈良県出身の山田守さんが60年かけて集めた膨大な標本から、世界40カ国350~400種の昆虫が展示されており、館長の山田さん他のグループがボランティアで運営しています。(私のブログ「石垣島からのお便り」検索)
蝶館カビラは、千葉県出身の入野祐史さんが個人宅を利用して蝶の展示と、庭にネット張りの大きな飼育棟が。多種類の蝶が飛び交う様は見事でした。
我家の庭のシークアーサーやレモンライム、島サンショウの木には何度も蝶の卵が産み付けられて、幼虫との格闘が続いています。
観光立県沖縄・滞在型で800万人/年。石垣市110万人超の記録更新中、観光最盛の8月、レンタカー5000台で交通事故100件。年間事故件数の4割強がレンタカー。今年は国の特別天然記念物のイリオモテヤマネコやカンムリワシが輪禍に遭うのも記録更新。