27日にホール・ソレイユ様より
映画の招待券を頂き、映画『 禅 ZEN 』
を観賞してきました。
曹洞宗を開き禅の教えを説いた鎌倉時代の僧
道元禅師様の生涯を描いた歴史ロマン。
この作品は多くの人に反響を呼んでいる
話題作で、この日を楽しみにしていた
塾生もいたようです。
禅の真髄を捉え解り易く道元禅師様の教えを
映した映画でなかなか感慨深い作品です。
皆口々に「良い映画だった。良かった。」と
感無量の様子。
映画館に行くのは久しぶりの者もいたようで
リフレッシュにもなったでしょう。
映画からの帰りにはお疲れ様も込めてイオン高松で
食事をしました。
フードコートで千円札握り締め皆思い思いの
メニューを注文しました。
良い映画と美味しい食事でお腹一杯の一日でした。
-然-
いよいよ春です。喝破道場ではハーブガーデン造りに着手しました。
その手始めがハーブ園内の喫茶「ゼルコバ」前に植えていたミントの移植
作業です。
そしてその移植もあっという間に完了させてしまいました。
どうです、この喝破道場の機動力は。
そして毎日灌水作業を続けています。
いよいよゼルコバ前に残ったミントを剥がしてガーデン造りです。
さぁ、この作業にどの位の日数を要するだろうか?
いよいよ作業開始しました。そして一日にして現状まで作業が進みました
でも、長くミント畑として親しまれていただけに寂しい気持ちもします。
作業二日目です。ほぼ全体の整地が完了しました。
残ったミントやカモミールの根を丹念に取り除く作業は大変ですが、
でも次なる構想のハーブガーデンへの夢を共有して頑張ってます。和尚
アメリカから京都まで辿り着いていた和尚の一番弟子「大円尼和尚」は、
3月21日の彼岸会に参加すべく準備を整えていたのですが、風邪から持病の
喘息で体調を崩してホテルでダウンしていましたが、体調が回復して道場に…。
始めて大円さんに会う塾生が多い(当然でしょう。大円さんは喝破道場で
30年前に出家して日本で7年間専門僧堂で修行し、アメリカに帰って孤軍奮闘
してペンシルバニアで禅道場を運営しているのですから)ので全員が興味津津です。
誰かが言いました「メッチャ日本語が上手!僕より上手いジャン!…」
道場は全員でミントの移植中でしたが「じゃあ、皆で記念写真を撮ろうか」
と言うことで「はいポーズ、ではなくて『はい、ポーズ!』」後3名が帰省中等で
写っていませんが、この写真を見たら悔しがるだろうな…。大燈
21日は11時から春彼岸法要を執り行いました。
若者自立塾は母体が財団法人喝破道場ですが
同時に宗教法人報四恩精舎も兼ねています。
普段は朝の坐禅、朝課、夜の坐禅以外は法衣を
脱ぎもっぱら作業服で畑仕事がここのスタッフですが
この日ばかりは日中から法衣をまとい厳粛に法要を
執り行いました。
石仏を安置して頂いている方が対象の法要ですが
塾生も参列し共に先祖を御供養いたしました。
御参列された方には昼食に道場名物
『湯だめの生じょうゆうどん』でお持て成しです。
今回のうどんは米粉を小麦粉と混ぜ合わせて
作った特製うどんです。
昼食も終わり13時より在家得度式を執り
行いました。
昨年の12月に道場に出家希望で来山された
Kさんの在家得度式です。
参禅者という形で入山し3ヶ月が経ち、僧侶となる
第一歩目の式です。
様々な思いが有るなかで僧侶という道を選択
されたと思いますが、これから益々精進しご活躍
して頂きたいです。
そして3月21日は知る人ぞ知る塾長 野田大燈の
誕生日です。
夕食は誕生日会とKさんの在家得度記念と20日から
入塾したMさんの歓迎会も兼ね大パーティーです。
久木さんが作ってくれた『とうふシフォンケーキ』に
本堂用のぶっといロウソクを灯して御出迎え。
腹一杯『すき焼き』を堪能し、おいしいケーキを頂き
大満足です。
春彼岸法要、在家得度式、Partyと3つの行事を慌た
だしくこなしたのですが、皆の協力があったから
なしえた行事です。 本当にありがとう。
一同お疲れの様子でしたが、考え深い一日になった
ことでしょう。
-然-
椎茸の原木用にと2月に1m間隔で
塾生達が伐採したクヌギが一ヶ月たち
木目にヒビが入り、椎茸菌の植え付け
時期となりました。
しかし、畑で野菜の種蒔きやハーブ園
の整備などでなかなか菌の植え付けが
出来ないでいました。
時期を見計らっていた所に、昨日から
道場に研修で来られている神戸の企業
の方々の登場です。
今回研修で来られている企業の社長さん
は今から15年前に道場で1ヵ月過ごした
そうです。
当時はまだ若竹学園も設立されてなく
造成の段階で、若竹学園の斜面にクヌギ
の苗を植えつける作業をしていたそうです。
その苗が15年後の今、10m程成長し、
椎茸の原木にはちょうど良いと間引き
も兼ねて伐採され、菌の植えつけ時期を
見計らっていた所だったのです。
何と言う因縁なのでしょうか。
社長さんも当時のことを良く覚えていて
下さって、懐かしそうに話をされます。
菌を植える作業姿もなんとなく温かみを感じ、
思いに浸っているようにも見えました。
今回の研修は幹部研修で幹部連中の絆、
深まり、団結を強めようというのが狙いのようで
良い研修のスタートがきれたのではないかと
思っています。
何よりも嬉しいのは、15年前に過ごした道場
での生活を社長となった今、また社員を連れて
道場まで行こうと思ってくれること、本当にあり
がたいです。
クヌギが起こした道場との縁なのでしょうか。
-然-
味には絶対的な自信をもつ五色台産の
『禅ハーブ』ですが、販路確保がへたくそ
なばかりに流通にのれません。
しかしながら福祉の店さんや休暇村さんに
ハーブティーを出品させていただいたり、また、
東京ではアースクラブさんに勢力的に販売して
頂き、リピーターも増えつつあります。
2月にはハーブ工房も完成し、衛生面の向上や
作業スピードも以前より数段早く行えるようになり、
生産数も向上しています。
軌道に乗った、とはまったく言えませんが、その
一歩は踏み出せたかなぁ、と言った感じです。
塾生達が土作りから始り、苗の植え付け、水やり、
収穫、乾燥、包装。全ての行程を一生懸命おこない
完成した『禅ハーブ』を一人でも多くの人に知って頂き
たいと思ってやみません。
-然-